Geolocation Technologyの「どこどこJP」は、IPアドレスから位置情報や企業情報を特定するサービス。IPアドレスをAPI経由で問い合わせると、IPアドレスのロケーション(地域)や組織(企業名など)、アクセス環境(回線種別、匿名プロキシサーバーとしての利用の有無)などを教えてくれる。ユーザーは、これらの情報をマーケティング施策やセキュリティ対策に利用する。
APIのほか、Web管理画面も用意している。Web管理画面で利用できる機能の1つが、条件に合致するIPアドレス群をIPアドレスリストから検索・抽出・生成する「リバース」機能である。ファイアウオールに設定するアクセス制御用のIPアドレスとして利用できる。例えば、匿名通信ソフトである「tor」や「匿名プロキシサーバーとして使われたことがあるIPアドレス」など、アクセス制御の目的に応じてIPアドレスリストを抽出できる。
リバース機能を使って抽出したIPアドレスリストは、Web管理画面からダウンロードできる。Web画面上で検索・抽出を実行し、抽出完了時にメールで通知を受ける。この後にダウンロードできる。IPアドレスリスト生成時に指定すれば、イスラエルCheck Point Software Technologiesのファイアウォール(ソフトのバージョンはR80.10)に取り込めるフォーマットで生成できる。
こうしてダウンロードしたIPアドレスリストを、イスラエルCheck Point Software Technologiesのファイアウォール機器に反映するための専用ソフト「どこどこJP for Check Point R80」も用意している。Windows 7/8.1/10上で動作する。Web管理画面からこのソフトをダウンロードできる。
用途と機能 | IPジオロケーションサービス。IPアドレスをAPI経由で問い合わせると、IPアドレスのロケーション(地域)や組織(企業名など)、アクセス環境(回線種別、匿名プロキシサーバーとしての利用の有無)などを教えてくれる |
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活用シーン | Pジオロケーション情報を、マーケティング施策やセキュリティ対策に利用する |
特徴的な付加機能 | 条件に合致するIPアドレス群をIPアドレスリストの形態で検索・抽出・生成する「リバース」機能を備える。「匿名プロキシサーバーとして使われたことがあるIPアドレス」などを検索できる |
ファイアウォール連携 | リバース機能で生成したIPアドレスリストを、ファイアウォールに設定するアクセス制御用のIPアドレスとして利用できる |
連携可能な ファイアウォール | IPアドレスリストの生成時に指定すれば、イスラエルCheck Point Software Technologiesのファイアウォールに取り込めるフォーマットで生成できる。ダウンロードしたIPアドレスリストをファイアウォールに登録するユーティリティも提供している |
どこどこJPの 価格(税別) | 初期費用は10万円 利用料は、 ■5万リクエストまで月額1万円 ■10万リスエストまで月額2万円 ■30万リスエストまで月額3万円 ■50万リスエストまで月額5万円 ■100万リスエストまで月額8万円 ■100万リクエスト以降は、100万リクエストごとに2万円加算 ■1000万リクエスト以降は、1000万リクエストごとに2万円加算 |
リバース機能の 価格(税別) | 抽出するIPアドレス数によって変わる ■IPアドレス5000個まで月額1万円 ■IPアドレス1万個まで月額2万円 ■IPアドレス3万個まで月額3万円 ■3万個を超える場合は一律で月月額5万円 |
発表日 | 2017年11月24日(ファイアウォール連携ソフト「どこどこJP for Check Point R80」) |
提供開始日 | 2017年11月24日(ファイアウォール連携ソフト「どこどこJP for Check Point R80」) |