セキュアソフトの「mamoret BE(マモレット ビーイー)」は、インターネットアクセス用の隔離された環境をWindows上に生成するセキュリティソフトである。通常業務用のローカル環境と、インターネットアクセス環境を安全に分離することにより、マルウエアがローカル環境に及ばないようにする。ローカル環境と隔離環境の間でファイルを受け渡す仕掛けも用意している。
特徴の1つは、ローカル環境にインストールしてある任意のWindowsアプリケーションを、隔離環境でも実行できることである。主に、WebブラウザによるWebアクセスを対象としている。具体的には、隔離環境上のWebブラウザでOffice文書ファイルをダウンロードし、これをOfficeで開く、といったことができる。ウイルス対策ソフトによるウイルス検査もできる。
隔離環境での動作確認済みのアプリケーションは、以下の通り。Webブラウザ(Internet Explorer、Firefox、Chrome)、オフィスソフト(Office 2010/2013/2016)、Flash(Flash Player)、PDF(Acrobat Reader)、テキストエディタ(メモ帳、ワードパッド)、動画(Windows Media Player)、画像(Windowsフォトビューアー、ペイント)、である。
隔離環境ではローカル環境の任意のアプリケーションを実行できるが、ローカル環境はそのままに、隔離環境だけを初期化することができる。隔離環境を使うたびに初期化することで、前回のアクセス時にマルウエアに感染していたとしても、これをリセットできる。
ネットワークポリシーの設定によっては、隔離環境のWebブラウザから社内LANへのアクセスを禁止できる。反対に、ローカル環境からインターネットへのWebアクセスを禁止することもできる。ローカル環境でURLリンクをクリックした際に、隔離環境のWebブラウザからアクセスするようにすることも可能である。
用途と機能 | インターネットアクセス用途の隔離された環境をWindows上に生成するセキュリティソフト。通常業務用のローカル環境と、インターネットアクセス環境を安全に分離する |
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効果 | 隔離環境がマルウエアに感染しても、ローカル環境に及ばない。使うたびに隔離環境を初期化することによって、前回のアクセス時にマルウエアに感染していたとしても、これをリセットできる |
特徴 | ローカル環境にインストールしてある任意のWindowsアプリケーションを隔離環境の上で実行できる。主に、Webブラウザや、WebからダウンロードしたOffice文書ファイルを開くためのOfficeソフトの利用を想定している |
動作を確認済みのソフト | ■Webブラウザ(Internet Explorer、Firefox、Chrome) ■オフィスソフト(Office 2010/2013/2016) ■Flash(Flash Player) ■PDF(Acrobat Reader) ■テキストエディタ(メモ帳、ワードパッド) ■動画(Windows Media Player) ■画像(Windowsフォトビューアー、ペイント) |
ネットワーク制御 | 隔離環境のWebブラウザから社内LANへのアクセスを禁止できる。反対に、ローカル環境からインターネットへのWebアクセスも禁止できる |
価格(税別) | 1ユーザーあたり年額1万5000円 |
発表日 | 2017年10月18日 |
提供開始日 | 2017年11月1日 |