NTTデータ先端技術の「VOISTAGEマルチメディアボックス VS-2301LB」は、クラウド上の仮想サーバーなどから電話回線(INSネット1500やアナログ回線)を利用できるようにするCTI(Computer Telephony Integration)プラットフォームの機能を搭載した装置である。LAN経由でサーバーと接続できる。

VOISTAGEマルチメディアボックス VS-2301LBとVS-401LBの外観
VOISTAGEマルチメディアボックス VS-2301LBとVS-401LBの外観
(出所:NTTデータ先端技術)
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 サーバーから電話回線を使えるようにする。サーバー上で、音声応答、ファクス応答、通話録音などが可能になる。これにより、コールセンター業務やファクス送受信業務など、電話回線を利用する業務アプリケーションを実現できる。

 特徴は、LAN接続を介してサーバーとつなげられることである。これにより、物理サーバーを用意する必要がなくなる。また、クラウドサービスやプライベートクラウド上の仮想サーバーから、ネットワークを経由して電話回線を扱うことができる。

 例えば、仮想サーバーをデータセンターに設置しつつ、個々の地域にある店舗や支店にマルチメディアボックスを設置して電話を受発信するといった運用が可能になる。

 従来、サーバーから電話回線を使えるようにするハードウエアとしては、PCIバスに装着して使うサーバー内蔵型のカード型装置や、USBケーブル経由でサーバーに接続する外付け装置が主だった。

VOISTAGEマルチメディアボックス VS-2301LB/VS-401LBの概要
用途と機能クラウド上の仮想サーバーなどから電話回線(INSネット1500やアナログ回線)を利用できるようにするCTI装置。サーバー上で、音声応答、ファクス応答、通話録音などが可能になる
特徴LAN接続を介してサーバーとつなげられること。物理サーバーを用意する必要がない。クラウドサービスやプライベートクラウド上の仮想サーバーから、ネットワークを経由して電話回線を扱える
モデルVS-2301LBVS-401LB
収容回線INSネット1500アナログ回線×4
価格(税別)249万円59万8000円
発表日2017年10月18日
提供開始日2017年10月18日2018年1月