日立情報通信エンジニアリングの「IoTデータセキュリティ」は、IoT機器同士の間で安全にデータをやり取りできるようにするサービスである。データ暗号鍵を付け替えることで、IoT機器間でデータ暗号鍵を共有しなくてもデータを暗号化できるようにする。
製品サービスは、IoT機器に組み込む「暗復号ソフトウェア」と、IoT機器間のデータ通信を仲介するネットワークサービス「鍵管理サービス」で構成する。暗復号ソフトウェアは、IoT機器への組み込みを考慮し、処理性能の低い機器でも利用できるように軽量なソフトウエアとした。
サービスの最大の特徴は、拠点間でデータ暗号鍵を共有することなく、データを暗号化できることである。クラウド上で、データ暗号鍵を付け替える仕組み。暗号化したデータを平文に戻すことなく、異なる暗号鍵に再暗号化する。
背景には、IoT機器で取り扱うデータに対する不正アクセスや情報漏えいなどのセキュリティリスクが急速に高まっているという状況がある。
IoTデータセキュリティの概要
用途と機能 | IoT機器同士の間で安全にデータをやり取りできるようにするサービス |
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仕組み | クラウド上でデータ暗号鍵を付け替えるという手法によって、IoT機器間でデータ暗号鍵を共有しなくてもデータを暗号化できるようにする。暗号化したデータを平文に戻すことなく、異なる暗号鍵に再暗号化する |
構成要素 | IoT機器に組み込む「暗復号ソフトウェア」と、IoT機器間のデータ通信を仲介するネットワークサービス「鍵管理サービス」で構成する |
価格(税別) | ■暗復号ソフトウェアは、IoTデバイスあたり1万6000円 ■鍵管理サービスは、IoTデバイスあたり月額3000円 ■実装サービスは、個別見積もり |
発表日 | 2017年10月18日 |
提供開始日 | 2017年10月20日 |