カスペルスキーの「カスペルスキー スモール オフィス セキュリティ」は、社員10人以下の小規模オフィスを対象にしたウイルス対策ソフトである。小規模オフィスの需要に合わせて、複数台のクライアントPCやWindowsファイルサーバーを、管理サーバーを設置することなく一元管理できるようにしている。ライセンスも、パソコン10台とWindowsサーバー1台など、小規模オフィスに合わせて3種類を用意した。

カスペルスキー スモール オフィス セキュリティの画面
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティの画面
(出所:カスペルスキー)
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Web管理コンソールの画面
Web管理コンソールの画面
(出所:カスペルスキー)
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 現行版では、一元管理コンソールの提供形態を変更している。新方式では、カスペルスキーのデータセンターにWebベースの管理コンソールを設置し、これをクラウドサービス型で利用できるようになっている。Web管理コンソールにログインしている全端末を、コンソール上で一元的に管理できる。

 管理コンソールからは、個々の端末について、ウイルス対策の定義ファイルが新しいかどうか、ウイルスに感染しているかどうかなどが分かる。この上で、定義ファイルが古い端末については、管理コンソールから指令を出して強制的に定義ファイルを更新できる。

 情報漏えいを防ぐためのセキュリティ機能も備える。まず、端末上のデータを暗号化する機能や、データバックアップ/復元機能を備える。また、事前に登録しておいた金融機関や決済システムにアクセスする際には、専用のブラウザーを起動して通信データの傍受をブロックする。

カスペルスキー スモール オフィス セキュリティの概要
用途と機能社員10人以下の小規模オフィスを対象にしたウイルス対策ソフト
特徴■小規模オフィスの需要に合わせ、複数台のクライアントPCやWindowsファイルサーバーを、管理サーバーを設置することなく一元管理できるようにしていること
■小規模オフィスの需要に合わせたライセンスとして、パソコン10台とWindowsサーバー1台など、3種類を用意していること
現行版の強化点一元管理コンソールとして、カスペルスキーのデータセンターにWebベースの管理コンソールを設置し、これをクラウドサービス型で利用できるようにしたこと
管理コンソールでできること個々の端末について、ウイルス対策の定義ファイルが新しいかどうか、ウイルスに感染しているかどうかなどが分かる。この上で、定義ファイルが古い端末については、管理コンソールから指令を出して強制的に定義ファイルを更新できる
価格(税別)■1万4800円(WindowsとMacで合計5台+Android端末5台、1年版)
■2万8800円(WindowsとMacで合計5台+Android端末5台+Windowsファイルサーバー1台、1年版)
■3万9800円(WindowsとMacで合計10台+Android端末10台+Windowsファイルサーバー1台、1年版)
発表日2016年11月10日
出荷日2016年11月10日