NTTテクノクロスの「Crossway/データブリッジ」は、USBメモリーの代わりに、2台のパソコン間で安全にファイルを受け渡せるようにする専用装置である。Crossway/データブリッジが間に入る形で、2台のパソコンを2本のUSBケーブルでつないで使う。
送信側のパソコンからCrossway/データブリッジにファイルをコピーすると、Crossway/データブリッジは、受信側パソコンの所定のフォルダにファイルをコピーする。こうして、2台のパソコン間でファイルをコピーできる。送信時と受信時のユーザー認証や利用時間の制限によって、セキュリティを確保する。
使い方の違いによって2つのエディションを用意した。標準版の「Crossway/データブリッジ」は、送信側のパソコンから手動でファイルをコピーして使う。「Crossway/データブリッジAT」は、送信側のパソコンの所定フォルダを監視し、このフォルダ上にあるファイルを自動的にコピーする。
セキュリティを高めるオプションも用意した。ファイルの受け渡し時にCrossway/データブリッジ上でウイルスを検査する「Crossway/データブリッジ VCオプション」と、ファイル受け渡し時にファイルを無害化する「Crossway/データブリッジ 無害化オプション」である。
ファイル無害化オプションは、Office文書ファイルや一太郎ファイルに含まれるマクロスクリプトを除去したり、PDFファイルに含まれるJavaScriptを除去したりといった手法でファイルを無害化する。
Crossway/データブリッジの概要
用途と機能 | USBメモリーの代わりに、2台のパソコン間で安全にファイルを受け渡せるようにする専用装置 | |
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アーキテクチャ | Crossway/データブリッジが間に入る形で、2台のパソコンを2本のUSBケーブルでつないで使う | |
使い方 | 送信側のパソコンからCrossway/データブリッジにファイルをコピーすると、Crossway/データブリッジは、受信側パソコンの所定のフォルダにファイルをコピーする。こうして、2台のパソコン間でファイルをコピーできる | |
セキュリティ | 送信時と受信時のユーザー認証や、利用時間の制限によって、セキュリティを確保する。受け渡すファイルに対してウイルス検査や無害化といった処理を施すオプションも用意した | |
エディション | 標準版 | 自動コピー版 |
エディションの 概要 | 送信側PCから手動でファイルをコピーする | 送信側PCの所定フォルダにあるファイルを自動でコピーする |
価格(税別) | 19万8000円 | 39万8000円 |
オプション | ■VCオプションは、スロバキアESETのウイルス対策ソフトを使ってウイルスを検査する。価格は、初年度2万円、次年度以降は年額1万円 ■ファイル無害化オプションは、プロットのファイル無害化ソフト「Fast Sanitizer」を使ってOffice文書ファイルや一太郎ファイルに含まれるマクロスクリプトを除去したり、PDFファイルに含まれるJavaScriptを除去したりする。価格は200万円から | |
発表日 | 2017年9月26日 | |
出荷日 | 2017年11月1日 |