台湾のMoxaが開発しアイ・ビー・エス・ジャパンが販売する「EDS-G512E-8PoEシリーズ」は、屋外監視用カメラなどの接続に適した産業用途のイーサネットスイッチである。耐環境性能に優れるほか、消費電力が大きなデバイスをつなげられるように1ポート当たり最大36ワットを出力する。
特徴は大きく二つある。一つは、過酷な環境に合わせて耐環境性能を高めていること。もう一つは、消費電力が大きなデバイスやギガビット級の高速通信を必要とするデバイスをつなげられるように、PoE Plus規格のギガビットイーサネットポートを搭載したこと。PoE受電デバイスを監視するための管理インタフェースも搭載する。
MTBF(平均故障間隔)は、100年を超える129万2680時間。動作温度範囲は、「ワイド温度モデル」で摂氏マイナス40度からプラス75度、「標準モデル」で摂氏0度からプラス60度。相対湿度は5~95%。LANポートは3KVのサージ防護機能を備え、PoE受電デバイスを電力サージから守る。電源は入力を二重化している。ハウジングは金属で、IP30相当の防塵機能を持つ。設置方法は標準でDINレール、オプション使用で壁に付けられる。
ネットワークポートは、PoE Plus規格の1000BASE-Tを8ポートと、光ファイバーなどを接続するためのSFPスロットを4個備える。PoEポートは標準で30ワット、最大で36ワットを出力する。PoE受電デバイスのリモート制御や監視のための管理インタフェースも搭載する。LED表示で、エラー検知を含んだPoE受電デバイスの状態を診断できる。
EDS-G512E-8PoEシリーズの概要
用途と機能 | 屋外監視用カメラなどの接続に適した、産業用途のイーサネットスイッチ |
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主な特徴 | 過酷な環境に合わせて耐環境性能を高めている 消費電力が大きなデバイスを接続できるようにPoE Plus規格のポートを搭載している |
ネットワークポート | 1000BASE-T×8、SFPスロット×4 |
実勢価格(税別) | 1台当たり20万3100円 |
発表日 | 2014年10月2日 |
出荷日 | 2014年10月2日 |
備考 | 価格と発表日/出荷日は国内販売代理店であるアイ・ビー・エス・ジャパンの場合 |