クラウド・スコープ・テクノロジーズの「MoonWalker ver.3.2」は、仮想サーバー環境の構成情報を可視化する運用監視ソフトである。稼働状況や性能を監視するアラート監視画面に加え、仮想環境の構成情報をトポロジーマップとして可視化できる画面を備える。

 トポロジーマップでは、業務サービス、仮想サーバー、物理サーバー、ストレージ、VLAN、物理スイッチなどの構成をアイコンで図示する。視点を変えて、業務サービスの視点に立って業務サービスを構成する要素を見たり、VLANの視点に立ってVLANに所属する構成情報を見たり、といった使い方もできる。

 現行版では、仮想サーバーとストレージの関係性を検索して表示する機能を追加している。個々の仮想サーバーが利用しているストレージと、そのマウント状況を一覧で表示できる。物理ホスト名、仮想サーバー名、データストア名、容量、空き容量、ストレージの種類(NFSなど)、マウント先などを表形式で表示する。

仮想サーバーとストレージの関係性を検索して表示する画面(出典:クラウド・スコープ・テクノロジーズ)
仮想サーバーとストレージの関係性を検索して表示する画面(出典:クラウド・スコープ・テクノロジーズ)
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 現行版ではさらに、サーバー監視機能を強化している。これまでもWebサーバーについては死活監視とレスポンス(応答時間)の監視ができていたが、今回新たに監視対象のプロトコルを7個追加した。これにより、Webサーバーのほかに、DNS、メール(SMTP/POP/IMAP)、FTP、NTPの各サーバーと、任意のTCPポートの監視ができるようになった。

 管理画面の操作性も向上させている。トポロジーマップ形式の表示だけでなく、ツリー形式でも表示できるようにした。監視対象ノードが多数ある場合に閲覧しやすくなる。

トポロジー表示に加えてツリー表示が可能になった(出典:クラウド・スコープ・テクノロジーズ)
トポロジー表示に加えてツリー表示が可能になった(出典:クラウド・スコープ・テクノロジーズ)
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MoonWalker ver.3.2の概要
用途と機能仮想サーバー環境の監視
提供形態ソフトウエア
主な特徴仮想サーバー環境の構成情報をトポロジーマップ形式やツリー形式で可視化できる
価格(税別)500万円から
発表日2014年9月30日
出荷日2014年9月30日