日立システムズの「ハイパーコンバージド・ソリューション トークナイゼーションモデル」は、クレジットカード番号やマイナンバーなどの個人情報を、意味を持たない乱数に置き換える“トークン化”を実現するためのシステム製品である。トークン化ソフトとITインフラ基盤をセットで提供することによって、簡単にシステムを導入できるようにしている。
トークン化とは、EC(電子商取引)サイトなどにおいて、これまでWebアプリケーションサーバーやデータベースサーバーに直接保存してきたクレジットカード番号を、同じフォーマットを持った意味のない乱数へと置き換えて保存する手法を指す。トークン化によって、これらのシステムからクレジットカード番号が漏えいしなくなる。結果として、PCI DSSの準拠認定を受けやすくなる。
ハイパーコンバージド・ソリューション トークナイゼーションモデルは、トークン化ソフト「Thales Tokenization with Dynamic Data Masking」(米Thales e-Security製)などのサーバーソフトと、これらソフト群を動作させる基盤として日立システムズのハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)アプライアンス「Supermicro Computer HCIエントリーモデル」を組み合わせたパッケージである。
HCIアプライアンスは、1Uラックマウント型サーバー2台で構成する。VMwareの仮想サーバー上で、トークン化ソフトのVTS、鍵管理サーバーの「Thales Vormetric DSM V6000」、負荷分散装置の「BIG-IP VE」などを動作させている。
用途と機能 | クレジットカード番号やマイナンバーなどの個人情報を、意味を持たない乱数に置き換える“トークン化”を実現するためのシステム製品 |
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特徴 | トークン化ソフトとITインフラ基盤をセットで提供することによって、簡単にシステムを導入できるようにしている |
パッケージ構成 | ■ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)アプライアンス「Supermicro Computer HCIエントリーモデル」(日立システムズ) ■トークン化サーバー「Thales Tokenization with Dynamic Data Masking」(米Thales e-Security) ■鍵管理サーバー「Thales Vormetric DSM V6000」(米Thales e-Security) ■仮想アプライアンス型の負荷分散装置「BIG-IP VE」(米F5 Networks) |
価格(税別) | 3000万円から |
発表日 | 2017年9月14日 |
提供開始日 | 2017年9月14日 |