独Archiwareの「Archiware Pure」は、VMware環境で動作している仮想サーバーをバックアップするソフトである。特徴の1つは、バックアップソフト自身を、仮想マシン型の仮想アプライアンスとして提供すること。OSやアプリケーションを別途インストールする必要がないため、VMware環境に対して簡単に導入できる。
4ステップで導入できるとしている。第1ステップで、Archiware Pureの仮想アプライアンスをVMware環境に配備する。第2ステップで、仮想サーバーのバックアップ先となるストレージを指定する。第3ステップで、ネットワーク設定を施す。第4ステップは、サーバー仮想化基盤(VMware ESXi/VMware vCenter)に接続する設定を施す。設定や操作はWebブラウザから実施できる。
Archiware Pureを配備したVMware環境で動作している他の仮想サーバーを自動的に検出し、バックアップの対象とする。バックアップの方式として、直前のバックアップ時点からの差分データだけをその都度積み上げてバックアップする増分バックアップを採用した。
バックアップ後のベリファイ(検証)も、自動で実施する。バックアップの完了時に、元データとバックアップデータが同一かどうかを照合する。バックアップデータからデータをリストア(復元)する際には、仮想サーバー単位で復元するだけでなく、仮想サーバー上のファイル単位でも復元できる。
バックアップ対象となるサーバー仮想化ソフトは、VMware vSphere 6.0(無償版を除く)、または、VMware ESXi 6.0 Express Patch 4(ビルドナンバー3247720, 2015-11-25)以降である。
用途と機能 | VMware環境で動作している仮想サーバーをバックアップするソフト |
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提供形態 | VMware上で稼働する仮想アプライアンス。OSやアプリケーションを別途インストールする必要がないため、VMware環境に対して簡単に導入できる |
導入ステップ | (1)Archiware Pureの仮想アプライアンスをVMware環境に配備する (2)仮想サーバーのバックアップ先となるストレージを指定する (3)ネットワーク設定を施す (4)サーバー仮想化基盤(VMware ESXi/VMware vCenter)に接続する設定を施す |
バックアップの 方式 | 直前のバックアップ時点からの差分データだけをその都度積み上げてバックアップする増分バックアップ |
リストアの単位 | 仮想サーバー単位で復元するだけでなく、仮想サーバー上のファイル単位でも復元できる |
価格(税別) | VMware ESXiホスト1台あたり5万7500円 |
発表日 | 2017年9月6日 |
出荷日 | 2017年9月6日 |
備考 | 発表日/出荷日と価格は、販売代理店であるシナジーのもの |