リコーの「クラウドサービス for サーバーセキュリティ」は、セキュリティソフトを利用してサイバー攻撃から企業のサーバー機を守るサービスである。個々のサーバー機にセキュリティソフトを導入し、これを簡単に運用できるようにする。
管理対象となる個々のサーバー機に、トレンドマイクロのホスト型ファイアウォールソフト「Trend Micro Deep Security」(TMDS)のエージェントソフトを導入する。TMDSの管理マネージャーソフトはトレンドマイクロがクラウド型で提供する。リコーは、TMDSのライセンスとともに、TMDSに関するヘルプデスクサービスや運用支援サービスをセットにして販売する。
導入時の設定や運用時の設定変更など、TMDSの操作について支援が必要になった場合は、電話や、必要に応じてリモートから画面共有を行いながらサポートする。セキュリティポリシーに反する事象が発生した場合にアラートを通知する監視サービスや、検知したセキュリティイベントを月次で通知するレポート通知サービスも標準で提供する。オプションとして、サーバー機へのエージェントソフトの導入を代行するサービスも用意した。
TMDSは、不正アクセスや改ざんから仮想サーバーを守るセキュリティソフトである。主要機能の仮想パッチ(Virtual Patch)は、OSの脆弱性対策パッチの代わりになる機能であり、OSやミドルウエアの脆弱性を突いた不正な攻撃からサーバーを守る。このほかに、ウイルス対策、セキュリティログ監視、ファイルの変更監視、URLフィルタリングなどの機能を備える。
クラウドサービス for サーバーセキュリティの概要
用途と機能 | セキュリティソフトを利用してサイバー攻撃から企業のサーバー機を守るサービス |
---|---|
サービスの概要 | 個々のサーバー機にホスト型ファイアウォールソフト「Trend Micro Deep Security」(TMDS)を導入し、TMDSのヘルプデスクサービスや運用支援サービスをセットで提供する。オプションで、サーバー機へのインストールも代行する |
サービスの具体例 | 電話やリモート画面共有で設定変更を支援 セキュリティポリシー違反時にアラート通知 セキュリティイベントの月次レポート など |
料金(税別) | ■初期費用:1万3500円 ■運用費用:サーバー1台当たり月額1万3500円 |
発表日 | 2015年9月7日 |
提供開始日 | 2015年9月9日 |