SCSKの「スマくま・ショップリーダー」は、小売店の店長がPOS(販売時点情報管理)データを簡単に分析できるようにするクラウドサービスである。店舗数が多い小売業に向く。POSデータを「売り場」「商品」「顧客」の3軸で分析し、これを週次レポートにまとめて提供する。

スマくま・ショップリーダーの概要
スマくま・ショップリーダーの概要
(出所:SCSK)
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 提供する機能は大きく2つある。(1)「統合情報管理基盤」は、小売業の基幹システムや周辺システムとのデータ連携から加工・配信・保管に至るまでを自動化した。(2)「データ分析・可視化表示機能」は、店舗でのマーケティングと販売戦略を担う機能を提供する。これらによって、現場の店長が、売り場改善や品揃え改善といった施策の立案および効果検証を実施できるようになる。

 サービス化にあたっては、大手食品スーパーマーケットのいなげやの協力をあおいだという。現場の店長が使えることを重視し、「実際の店長が活用しやすいこと」と、「業務を考慮し、本当に必要な情報に絞ること」に重点をおいて開発した。分析機能と可視化機能については、分析コンサルティング企業のギックスの協力を得て開発した。

 スマくま・ショップリーダーは、セールス&マーケティング向け統合情報管理分析基盤サービス群である「スマくま(Smart Cloud Marketing Services)」の第1弾サービスである。今後は、「店舗でのマーケティング施策実行サービス」と「店舗商圏分析サービス」の提供を予定する。

スマくま・ショップリーダーの概要
用途と機能小売店の店長がPOS(販売時点情報管理)データを簡単に分析できるようにするクラウドサービス。店舗数が多い小売業に向く
データ分析と
可視化
POSシステムを中心としたデータを「売り場」「商品」「顧客」の3軸で分析し、週次レポートとして可視化する
機能■統合情報管理基盤(基幹システムや周辺システムとのデータ連携、データの加工・配信・保管の自動化)
■データ分析・可視化表示機能(店舗におけるマーケティングと販売戦略)
特徴現場店長が使えるように、店長が活用しやすいことと、必要な情報に絞ることに重点をおいた
価格個別見積もり。諸費導入費用が400万円からで、月額費用が14万円から(1店舗あたり8000円から1万4000円)
発表日2017年8月10日
提供開始日2017年8月