セールスフォース・ドットコムの「Salesforce CPQ(Configure, Price, and Quote)」は、営業担当者を支援するSaaS型アプリケーションの1つで、見積価格の作成を支援し、見積書を簡単に作成できるようにする。製品の組み合わせや製品ごとの割引率の設定などを省力化する。
大きく3つの機能で構成する。(1)製品の組み合わせの決定、(2)製品ごとの値引き率の決定、(3)見積書の作成、---である。あらかじめ企業ごとのルールを設計して設定する必要があるが、5~10週間で利用を開始できる。
(1)では、あらかじめ登録しておいたルールに基付いて、製品の組み合わせを決める。製品同士の依存関係などをルールとして登録しておける。ルールに合致しないかたちで製品を組み合わせることはできない。
(2)では、組み合わせた個々の製品ごとに値引き率を指定する。指定した値引き率が製品ごとのルールを満たさない場合は、自動的に上長への承認ワークフローを起動できる。こうして、最終的に見積書のデータを確定させる。
(3)では、データを利用して見積書を生成する。営業担当者が外出先からモバイル端末を使って製品の組み合わせや値引率を変更し、見積書を作成し直す、といったことも可能である。
Salesforce CPQ(Configure, Price, and Quote)の概要
用途と機能 | 営業担当者を支援するSaaS型アプリケーションの1つで、見積書を簡単に作成できるようにする。製品の組み合わせや製品ごとの割引率の設定などを省力化する |
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主要な機能 | ■製品の組み合わせの決定(あらかじめ登録しておいたルールに基付いて、製品の組み合わせを決める。製品同士の依存関係などをルールとして登録しておける) ■製品ごとの値引き率の決定(個々の製品ごとに値引き率を指定する。指定した値引き率が製品ごとのルールを満たさない場合は、自動的に上長への承認ワークフローを起動できる) ■見積書の作成(データを利用して見積書を生成する。外出先からモバイル端末を使って製品の組み合わせや値引率を変更し、見積書を作成し直す、といったことも可能) |
価格(税別) | ■Professional(標準版)は、1ユーザー当たり月額9000円 ■Enterprise(機能上位版)は、1ユーザー当たり月額1万8000円 上位版では例えば、より高度な承認ワークフロー機能を利用できる |
発表日 | 2016年7月5日 |
出荷日 | 2016年秋 |