GDEPアドバンスの「DeepLearning BOX」は、ディープラーニング(深層学習)用途のワークステーションである。米NVIDIAのGPUカードを搭載して浮動小数点演算性能を高めるとともに、Caffe、Chainer、TensorFlow、CNTKなどのディープラーニング向けフレームワークや、開発ツールのNVIDIA DIGITSなどをプリインストールしている。

 搭載しているOSによって、Ubuntu搭載モデル(DeepLearning BOX)、Windows 10搭載モデル(DeepLearning BOX Win)、Windows 10とUbuntuのデュアルブートモデル(DeepLearning BOX Win)、Ubuntu搭載モデルでDockerコンテナを搭載した上位モデル(DeepLearning BOX Pro)を用意している。

 さらに、それぞれのOSごとに、搭載するGPUカードなどのハードウエア仕様に応じて、GeForce搭載モデルやQuadro GP100搭載モデルなど、いくつかのモデルを用意している。さらに、それぞれのモデルは細かくカスタマイズができる。

 上位構成で使うQuadro GP100の演算性能は、半精度が20TFLOPS、単精度が10TFLOPS、倍精度が5TFLOPS。

DeepLearning BOXの概要
用途と機能ディープラーニング(深層学習)用ワークステーション
ハードウエア面の特徴米NVIDIAのGPUカードを搭載して浮動小数点演算性能を高めている
ソフトウエア面の特徴ディープラーニング用のフレームワーク各種(Caffe、Chainer、TensorFlow、CNTKなど)や、ディープラーニング用開発ツールのNVIDIA DIGITSなどをプリインストールしている
搭載OSUbuntu
Windows 10
モデル例GeForce搭載モデルQuadro GP100モデル
GPUGeForceGTX 1080Ti 11GBQuadro GP100 16GB HBM2
価格(8%消費税込み、配送料込み)Ubuntu版が62万1216円
Windows版が65万4221円
Ubuntu版がGPUを2枚搭載して232万1460円
Windows版がGPUを1枚搭載して148万1548円
Quadro GP100の演算性能半精度が20TFLOPS
単精度が10TFLOPS
倍精度が5TFLOPS
発表日2017年8月1日(Windows 10搭載モデル)
受注開始日2017年8月1日(Windows 10搭載モデル)