ネットワールドの「Cumulus One」は、OSとしてLinuxを搭載したネットワークスイッチ機器である。イスラエルMellanox Technologiesのホワイトボックススイッチと米Cumulus NetworksのネットワークOS「Cumulus Linux」を組み合わせた。
スイッチのOSとして利用するCumulus Linuxは、米Cumulus NetworksがDebian Linuxをベースに開発したベアメタルスイッチ向けのOS。Linuxに慣れているシステム管理者にとって運用管理が容易となる。カーネル層でL2/L3のネットワーク機能を提供し、ユーザーアプリケーション層でSDN(Software Defined Network)コントローラやクラウド運用ソフトなどが動作する。
Linuxを動作させるベアメタル/ホワイトボックススイッチとして、Mellanox Technologies製品を使う。同製品の特徴は、「Mellanox Spectrum」と呼ぶ、同社が開発したネットワーク処理用ASIC(特定用途向けIC)を搭載していること。米BroadcomのASICよりも高性能としている。
Cumulus Oneでは、ベアメタルスイッチのハードウエア1台、Cumulus Linux v3.3のライセンス、スイッチ用電源ケーブル2本、これら製品群の1年間の保守サポートを含めて、バンドルパッケージとして販売する。
Cumulus Oneの概要
用途と機能 | OSとしてLinuxを搭載したネットワークスイッチ |
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構成要素 | ■イスラエルMellanox Technologiesのホワイトボックススイッチ ■米Cumulus NetworksのネットワークOS「Cumulus Linux v3.3」のライセンス ■スイッチ用電源ケーブル×2本 ■1年間の保守サポート |
ハードウエアの特徴 | Mellanox Technologiesが開発したネットワーク処理用ASIC「Mellanox Spectrum」を搭載したベアメタル/ホワイトボックススイッチ。BroadcomのASICよりも高性能としている |
OSの特徴 | 米Cumulus NetworksがDebian Linuxをベースに開発したベアメタルスイッチ向けのOS。Linuxに慣れているシステム管理者にとって運用管理が容易となる。カーネル層でL2/L3のネットワーク機能を提供し、ユーザーアプリケーション層でSDNコントローラやクラウド運用ソフトなどが動作する |
価格(税別) | 204万5800円 (2017年9月末までの期間限定で99万円) |
発表日 | 2017年7月27日 |
出荷日 | 2017年7月27日 |