NECの「NEC Advanced Analytics - RAPID機械学習(画像解析 V2.1)」は、ディープラーニング(深層学習)を活用した映像監視/画像分類アプリケーションソフトである。カメラで撮影した画像を学習させることによって、検出したいシーンを高精度で検知できる。これにより、カメラ画像を監視する負担が減る。店舗内監視や工場の検品など、画像分析を活用する各種業務に利用できる。
GPU(グラフィックス処理ユニット)に対応した「GPU版」と、GPUに対応していない「CPU版」がある。GPU版では、処理をGPUにオフロードすることによって、これまでのCPU処理と比べて性能を向上させた。具体的には、ディープラーニングの学習にかかる時間を10分の1に短縮した。さらに、実運用時の単位時間あたりの処理数を約10倍に高速化した。
ソフトウエアは、Windowsパソコン/サーバー1台の上で、Webアプリケーション型で動作する。これらのアプリケーションとは別に、同様の解析機能を組み込んだシステムを構築するサービスなど、個別のSI案件も提供できる。
RAPID機械学習には、映像監視/画像分類に使える「画像解析版」のほかに、人材仲介業や人事・採用業務に使える「人材マッチング版」もある。エントリーシートや企業の人事データなどから、求職者と求人企業の関係性を学習し、求職者に企業を紹介したり、企業が求職者を探したりできるようになる。
NEC Advanced Analytics - RAPID機械学習(画像解析 V2.1)の概要
用途と機能 | ディープラーニング(深層学習)を活用した映像監視/画像分類アプリケーションソフト。カメラで撮影した画像を学習させることによって、検出したいシーンを高精度で検知できる。これにより、カメラ画像を監視する負担が減る |
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利用シーン | 店舗内監視や工場の検品など、画像分析を活用する各種業務 |
稼働環境 | Windowsパソコン/サーバー1台の上で、Webアプリケーション型で動作する |
直近の強化点 | GPU対応版をラインアップに追加した。GPU版では、ディープラーニングの学習にかかる時間を10分の1に短縮した。さらに、実運用時の単位時間あたりの処理数を約10倍に高速化した |
価格(税別) | ■GPU版は2250万円から ■CPU版は375万円から |
発表日 | 2017年7月25日 |
出荷日 | 2017年8月1日 |