シグマクシスとUEIの「ディープシグマDPA(Document Process Automation)」は、紙文書を撮影した画像から文字を読み取ってシステムに自動入力する機能を提供するクラウドサービスである。レイアウト認識や文字認識にディープラーニング(深層学習)を活用して精度を高めている。
文字を認識するための構成要素として、文書のレイアウト認識にUEIのディープラーニング画像認識モデルを使い、活字文字の認識にGoogle Cloud PlatformのGoogle Cloud Vision APIを使い、項目の補正にシグマクシスの辞書プログラムを使う。こうして読み取った文字をシステムに自動で入力するためのRPA(ロボットによる業務自動化)機能を組み合わせて提供する。
システムの構成にあたっては、各種の組み合わせパターンによる精度の検証を行い、もっとも精度が高いと確認された構成を採用したとしている。検証によると、レイアウト認識、文字認識、項目補正の全てのステップを通じて99%以上の精度をマークしており、一般に95%の精度にとどまる既存のOCR(光学文字読み取り)製品を上回る性能を実現しているという。
従来のOCR製品は、文字認識の精度は高いものの、書面レイアウトやデータ項目によっては限界がある。結果として、多くの企業でいまだに人手での入力作業が残っているという。これに対してディープシグマDPAは、数百枚のドキュメント画像データを学習させるだけでレイアウトを認識できるようになるため、様々な書類フォーマットに短期間かつ高精度で対応できるという。
ディープシグマDPAのサービスはクラウド型で提供する。初期導入時は、学習用データの受け渡しやコンサルティングなどを実施する。
用途と機能 | 紙文書を撮影した画像から文字を読み取ってシステムに自動入力する機能を提供するクラウドサービス |
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特徴 | レイアウト認識や文字認識にディープラーニングを活用して精度を高めていること |
提供形態 | クラウドサービス。初期導入時は、学習用データの受け渡しやコンサルティングなどを実施する |
システムの構成要素 | ■文書のレイアウト認識に、UEIのディープラーニング画像認識モデルを使う ■活字文字の認識に、Google Cloud PlatformのGoogle Cloud Vision APIを使う ■項目の補正に、シグマクシスの辞書プログラムを使う ■こうして読み取った文字をシステムに自動で入力するためのRPA(ロボットによる業務自動化)機能を組み合わせて提供する |
価格 | 個別見積もり |
発表日 | 2017年7月21日 |
提供開始日 | 2017年7月21日 |