ソリトンシステムズの「SmartOn ID顔認証オプション」は、ログイン時のユーザー認証を顔認証で行えるようにするソフトである。パソコン内蔵カメラなどから得た顔の画像データから特徴点を抽出し、あらかじめ登録しておいたデータと照合して利用者本人を特定する仕組み。顔認証のエンジンとして、NECの「NeoFace」を採用した。
前提として、ログイン認証ソフト「SmartOn ID」が必要。同ソフトは標準でICカードを認証に利用する。パソコンに接続したICカードリーダーにICカードをかざしてパスワード認証を経ることで、ログイン認証が完了する。付加機能としてSSO(シングルサインオン)機能も備えており、管理サーバーとの連係動作によって、ID/パスワードを自動入力する形態のSSOが可能。
SmartOn IDでは、オプションの導入によって生体認証もできる。これまでは、指紋認証オプションを提供してきた。指紋リーダーをパソコンに接続して運用する形になる。今回、生体認証の手段を増やし、顔認証を可能にするオプションを追加した形になる。運用にあたっては、生体認証、ICカード、パスワードなどを組み合わせた多要素認証も可能である。
SmartOn ID顔認証オプションの概要
用途と機能 | ログイン時のユーザー認証を顔認証で行えるようにするソフト |
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動作概要 | パソコン内蔵カメラなどから得た顔の画像データから特徴点を抽出し、あらかじめ登録しておいたデータと照合して利用者本人を特定する |
顔認証エンジン | NECの「NeoFace」 |
利用可能な生体認証 | 指紋認証(別途、指紋リーダーが必要) 顔認証(パソコン内蔵カメラなどを利用) |
SmartOn IDの基本機能 | ログイン認証ソフト。標準でICカードを認証に利用する。付加機能として、ID/パスワード自動入力型のSSO機能も提供する |
価格(税別) | ■SmartOn IDのサーバーソフトは、パソコン100台以下の場合に18万円、100台を超える場合は72万円 ■SmartOn IDのクライアントソフトは、パソコン1台当たり最大で1万円 ■顔認証オプションは、顔認証情報を登録するツールが20万円、ライセンスはユーザーとパソコンの両方に必要で、1ユーザー当たり2000円、パソコン1台当たり9000円 |
発表日 | 2016年7月12日 |
出荷日 | 2016年5月31日 |