ニフティの「ニフティクラウド デスクトップ(専有型)」は、シンクライアント接続を介してリモート操作できる仮想デスクトップをクラウドサービスの形で提供するサービスである。ニフティクラウド上にユーザーごとの専有環境を構築して提供する。申し込みから利用開始までに約2カ月の専有環境構築期間が必要。
デスクトップ仮想化(VDI)ソフトには、米VMwareの「VMware Horizon DaaS」を利用する。今回まず、ユーザーの専有環境を使った専有型のメニューを開始し、2016年内に同サービスを共有環境で提供する「ニフティクラウド デスクトップ(共有型)」の提供を予定する。
機能面での特徴は、マルウエア感染端末を自動隔離する機能を備える点と、フラッシュストレージ(SSD)を採用した点。マルウエア対策では、トレンドマイクロのホスト型セキュリティソフト「Trend Micro Deep Security」でマルウエアを検知する。この上で、米VMwareのSDNソフト「VMware NSX」を使って感染端末をネットワークから隔離する。VMware NSXは、仮想マシン単位で細かくアクセスを制御できるようにするマイクロセグメンテーション機能を備えている。
動作を保証するOSは、Windows 7(64ビット)。2016年8月からは、Windows10(64ビット)もサポートする予定。Windowsの利用に当たっては、VDI環境の利用料金とは別に、個々の仮想デスクトップ上でWindowsを動作させるVDAライセンスが必要になる。
ニフティクラウド デスクトップ(専有型)の概要
用途と機能 | シンクライアント接続を介してリモート操作できる仮想デスクトップをクラウドサービスの形で提供するサービス |
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システム環境 | ニフティクラウド上にユーザーごとの専有環境を構築して提供する。申し込みから利用開始までに約2カ月の専有環境構築期間が必要 |
デスクトップ仮想化(VDI)ソフト | 米VMwareの「VMware Horizon DaaS」 |
機能面での特徴 | ■マルウエア感染端末を自動隔離する機能によってセキュリティを高めていること ■フラッシュストレージ(SSD)を採用してストレージ性能を高めていること |
マルウエア対策 | トレンドマイクロのホスト型セキュリティソフト「Trend Micro Deep Security」でマルウエアを検知し、米VMwareのSDNソフト「VMware NSX」で感染端末をネットワークから隔離する |
利用できるデスクトップOS | Windows 7(64ビット) 2016年8月からは、Windows10(64ビット)もサポートする予定 |
ストレージ(SSD)容量 | デスクトップ当たり80Gバイト |
デスクトップ当たりの価格(税別) | ■1vCPUとメモリー4Gバイトで月額5500円 ■1vCPUとメモリー6Gバイトで月額7000円 ■2vCPUとメモリー8Gバイトで月額9500円 最小構成はデスクトップ200台で、最低利用期間は3カ月 |
発表日 | 2016年6月29日 |
提供開始日 | 2016年6月29日 |