ゾーホージャパンの「Zoho リクルート」は、中小企業における採用や人材紹介・派遣業務を支援するクラウド型の採用管理サービスである。エクセルや紙での管理によって生じるデータの重複入力や分散、非効率的な管理といった課題を解決する。用途に応じて、自社採用向けと人材紹介・派遣事業向けの2種類のバージョンから選択できる。

Zoho リクルートの画面(ワークフローの設定)
Zoho リクルートの画面(ワークフローの設定)
(出所:ゾーホージャパン)
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 人材・求人データの一元管理、業務の自動化、メールやWebサイトなどとのデータ連携、といった機能を提供する。自社の業務プロセスや管理内容に合わせてタブや項目を追加するカスタマイズも可能である。モバイルアプリも用意しており、スマートフォンで採用候補者・求職者の詳細や面接の日程などを確認できる。

 人材・求人データの一元管理では、求人、求職者、採用担当部署または企業(クライアント)、面接など、人材・求人に関するデータをクラウド上で集約できる。それぞれのデータを関連付けて管理できるので、どの求人がどのような状況かといったステータスが分かる。履歴書や職務経歴書などの関連ファイルや各種メモも保存できる。

 業務の自動化では、条件を設定することによって、メール通知、タスクの登録、データの更新といった処理を自動化できる。求人のステータスに応じて関係者に自動でメール通知を送信したり、求職者の属性に応じて担当者を自動で割り当てたりできる。定型業務を省力化できる。

 各種のデータ連携ができる。メール連携では、求職者や採用エージェントと送受信したメールを該当データと関連付けて表示できる。どの人とどのようなやりとりをしたかが把握できる。Webサイト連携では、求人の応募用のWebフォームを作成し、自社のWebサイトや任意のサイトに組み込める。採用ページを持っていなくても、自社用の採用サイトを作成できる。G Suite連携では、カレンダーや連絡先を同期できる。

Zoho リクルートの概要
用途と機能中小企業における採用や人材紹介・派遣業務を支援するクラウド型の採用管理サービス
主な効果エクセルや紙での管理によって生じるデータの重複入力や分散、非効率的な管理といった課題を解決する
主な機能■人材・求人データの一元管理(どの求人がどのような状況かといったステータスが分かる)
■業務の自動化(求人のステータスに応じて関係者に自動でメール通知を送信したり、求職者の属性に応じて担当者を自動で割り当てたりできる)
■メールやWebサイトなどとのデータ連携(どの人とどのようなやりとりをしたかが把握できる。求人の応募用のWebフォームを作成して自社のWebサイトや任意のサイトに組み込める)
など
カスタマイズ自社の業務プロセスや管理内容に合わせてタブや項目を追加できる
プラン無料プランスタンダードプランエンタープライズプラン
機能基本的なデータの管理カスタマイズ
履歴書の解析
採用サイトの作成
自動化
メール連携
高度なカスタマイズ
詳細な権限管理
電話連携
価格無料採用担当者1名あたり月額25ドル採用担当者1名あたり月額50ドル
発表日2017年7月13日
提供開始日2017年7月13日