アシストの「Paxata(パクサタ) Cloud Powered by アシスト」は、データ分析の前処理として、データを実際に使える状態へと加工・変換するソフト「Paxata」をSaaS型で提供するクラウドサービスである。

Paxata Cloud Powered by アシストの概要
Paxata Cloud Powered by アシストの概要
(出所:アシスト)
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 Paxataは、業務ユーザーみずからデータを分析して日常業務に活用する“セルフサービスBI”を支援するデータ加工ソフト。Hadoop/Sparkをベース技術としている。データ分析の前提として、企業内外にある生データを収集して加工・変換し、分析できる状態に整える機能を提供する。

 Paxata Cloud Powered by アシストは、AWS(Amazon Web Services)上にPaxataとHadoop基盤を構築し、利用するデータ量に応じてS、M、Lの3つの料金体系で提供するものである。ユーザーは、Webブラウザで対象となるデータをアップロードし、クラウド上でデータを加工し、これをダウンロードする。

 Paxataの特徴は、分析用のデータを業務ユーザーみずからノンプログラミングで用意できること。利用したいデータを表形式で表示しながら、マウス操作で作業できる。さらに、精度の高いデータに加工する作業を支援する仕掛けとして機械学習を採用、データ加工の推奨パターンを提示する。

 機械学習によって例えば、表記ゆれを自動で見つけ、表記を統一することを推奨してくれる。複数のデータの結合時には、結合キーの組み合わせを、データの合致率と合わせて提示する。データ内容が類似している場合は、類似データを修正候補として提示する。こうした推奨を取り入れることで、精度の高いデータへと加工できる。

 アシストでは、Paxataの活用例として、月次の経営レポートの作成、MAやSFA、メディアのリード情報を統合した販促施策用データの準備、IoTデータやソーシャルデータの迅速な分析、AIや機械学習に読み込ませる元データの準備、コンサルティング案件ごとのデータ環境の構築、などを挙げる。

Paxata Cloud Powered by アシストの概要
用途と機能業務ユーザーみずからデータを分析して日常業務に活用する“セルフサービスBI”の前処理として、データを実際に使える状態へと加工・変換するサービス
提供形態データ加工・変換ソフトの「Paxata」をSaaS型クラウドサービスの形態で提供する。AWS(Amazon Web Services)上にPaxataの利用環境を構築し、これをアシストが年額制のサービスとして提供する
Paxataの特徴分析用のデータを業務ユーザーみずからノンプログラミングで用意できる。利用したいデータを表形式で表示しながら、マウス操作で作業できる。精度の高いデータに加工する作業を支援する仕掛けとして機械学習を採用しており、データ加工の推奨パターンを提示する
機械学習の効果表記ゆれを自動で見つけ、表記を統一することを推奨してくれる。複数のデータの結合時には、結合キーの組み合わせを、データの合致率と合わせて提示する。データ内容が類似している場合は、類似データを修正候補として提示する。こうした推奨を取り入れることで、精度の高いデータへと加工できる
Paxataの活用例月次の経営レポートの作成
MAやSFA、メディアのリード情報を統合した販促施策用データの準備
IoTデータやソーシャルデータの迅速な分析
AIや機械学習に読み込ませる元データの準備
コンサルティング案件ごとのデータ環境の構築
など
プランSプランMプランLプラン
扱えるデータの件数100万件まで1000万件まで1億件まで
価格(税別)年額360万円年額1080万円年額3240万円
列数の上限500列まで
初期費用20万円
最小契約期間1年間
発表日2017年7月12日
提供開始日2017年9月1日