アラクサラネットワークスの「AX2100SSシリーズ」は、セキュリティ製品と連携することによってサイバー攻撃を自動で防御できるようにしたレイヤー2スイッチ機器である。高さは1Uラックマウントで、A4サイズ以下のコンパクトなきょう体を持ち、フロアスイッチとして利用できる。フロアスイッチがセキュリティ製品と連携することで、より広い範囲のネットワークを監視対象とすることができるとしている。
セキュリティ製品と連携してサイバー攻撃を自動で防御するため、スイッチ機器として以下の機能群を備える。(a)パケットをコピーしてセキュリティ対応製品に転送する、リモートミラー機能、(b)AX-Security-Controllerの制御により、指定されたフローを遮断する機能、(c)遮断された端末のWebブラウザに警告を表示する機能、である。
運用管理を容易にするための手段として、CLIコマンドを使わずに運用保守作業ができるSDカードスクリプト機能を装備した。スクリプト入りのSDカードを挿入するだけで、バックアップやリストアなどの作業を実行できる。この機能を使えば、作業者のスキルに依存することなく、手軽かつ確実に装置交換を実施したり、日々のバックアップ作業をワンタッチで実施したりすることができる。
無償のサポート期間は、標準で8年間。さらに、有償オプションとして最長10年間の長期サポートも用意した。
AX2100SSシリーズの概要
用途と機能 | セキュリティ製品と連携することによってサイバー攻撃を自動で防御できるようにしたレイヤー2スイッチ機器 | |
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形態 | A4サイズ以下のコンパクトなきょう体を持ち、フロアスイッチとして利用できる。UTPポート数は24 | |
VLAN | ポートVLAN、Tag-VLAN(IEEE 802.1Q)、MAC VLAN、プロトコルVLAN | |
認証機能 | ネットワーク認証(IEEE802.1X認証、MAC認証)、マルチステップ認証 | |
セキュリティ機能 | フィルタリング(L2/IPv4/L4)、DHCP Snooping、ポート間中継遮断機能、特定端末へのWeb通信不可表示機能 | |
QoS機能 | フロー検出(L2/IPv4/L4)、マーキング(DSCP/ユーザー優先度)、優先制御(フローベース、ユーザー優先度マッピング、CoSマッピング)、廃棄制御(テールドロップ)、シェーピング(PQ、PQ+WRR、WRR、WFQ)、IEEE 802.1p | |
ネットワーク管理機能 | SNMPv1/v2c、MIB II、RMON、LLDP、IPv4 DHCPサーバ、ポートミラーリング、ポートミラーリング802.1Q Tag付与機能 | |
運用保守機能 | CLI、OAN、コマンドレス保守機能(スクリプト入りのSDカードを挿入するだけでスクリプトを実行する機能)、syslog、ping、traceroute、telnet、SSH、ftp、NTP、RADIUS | |
モデル名 | AX2130SS-24T | AX2130SS-24P |
ファンレス | ○ | - |
PoE(Power over Ethernet) | - | ○ |
PoE最大供給電力 (装置全体) | - | 370ワット |
SFPインタフェース | 1000BASE-SX/LX/LH/BX×4 | |
UTP(PoE無し) | 10/100/1000BASE-T×24 | - |
UTP(PoE/PoE Plus) | - | 10/100/1000BASE-T×24 |
価格(税別) | 14万5000円 | 24万8000円 |
外形寸法 | 1Uラックマウント型(幅297×奥行き150×高さ43ミリメートル) | |
重さ | 2キログラム | 3キログラム |
環境条件 | 摂氏0~45度 | 摂氏0~50度 |
サポート期間 | 標準で購入後8年間の無償保証をバンドルしている。有償オプションとして最長10年間の長期サポートも利用できる | |
発表日 | 2017年6月6日 | |
出荷日 | 2017年7月 |