サイバーソリューションズの「MailGates V5」は、迷惑メール対策や誤送信対策といった、セキュリティ機能を備えたメール中継サーバーソフト。ウイルス対策(英Sophos製品を使用)やクラウド型サンドボックス、添付ファイルの分離機能など、サイバー攻撃によるマルウエア感染を防ぐ機能群も利用できる。
本当に必要なセキュリティ機能だけをピンポイントで選んで導入できる。まず、基本機能として、迷惑メール対策、誤送信対策、メール暗号化の3つの機能のうちいずれか1つを選んで導入する(これらのセットパッケージもある)。この上で、オプションとしてウイルス対策や添付ファイル分離などを追加する。
新版の強化点の1つは、なりすましメール対策として送信元ドメイン認証技術のDMARCに対応したこと。受信メールの送信元ドメインをSPF(IPアドレスの判定)とDKIM(電子署名の検証)で認証し、さらにメール本文中のFROMヘッダーの検証などを実施する。なりすましメールについては、なりすまされた企業がDNSで公開しているポリシーに照らし、受信拒否などのアクションを取る。
強化点の2つめは、ウイルス対策の1つとして、クラウド型のサンドボックス機能を追加したことである。添付ファイルをクラウドに送信し、クラウド上のサンドボックス(仮想領域)で実行させ、振る舞いを分析してマルウエアかどうかを判定する。マルウエアの判定モデルの作成には、ディープラーニング(深層学習)を採用している。
MailGates V5の概要
用途と機能 | セキュリティ機能に注力したメール中継サーバーソフト | ||
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提供する機能 | 基本機能として、迷惑メール対策、誤送信対策、メール暗号化の3つを選択型で提供。オプションとして、ウイルス対策(サンドボックス含む)や添付ファイル分離など、サイバー攻撃によるマルウエア感染を防ぐ機能群を提供する | ||
特徴 | 必要なセキュリティ機能だけをピンポイントで選んで導入できること | ||
強化点 | なりすましメール対策として送信元ドメイン認証技術のDMARCに対応したこと。受信メールを検証し、なりすましメールについては受信拒否などのアクションを取れる | ||
最小構成時 (100ユーザー) の年額(税別) | 基本機能 (選択式) | 迷惑メール対策 | 38万円 |
暗号化 | 19万円 | ||
誤送信対策 | 21万5000円 | ||
セキュリティ パック | 迷惑メール対策、暗号化、誤送信対策を含むセット | 62万8000円 | |
オプション | 添付ファイル分離 | 9万5000円 | |
ウイルス対策(標準) | 18万円 | ||
ウイルス対策(サンドボックス) | 27万円 | ||
発表日 | 2018年5月16日 | ||
提供開始日 | 2018年6月1日 |