日本オラクルの「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」(PBCS)は、経営管理ソフト群「Oracle Hyperion」に含まれる予算管理ソフト「Oracle Hyperion Planning」を、SaaS型のクラウドサービスとして提供するものである。Oracle Hyperion Planningと同等の機能をクラウド型で提供する。
Web画面やExcel画面を使ってデータを入出力できる。Excelに入力したデータは、ボタン1つでデータベースへの保存や集計ができる。ワークフロー機能も備える。提出、承認、却下などのプロセスをワークフローで管理し、その進ちょくを鳥観図的に把握できる。
集計/配賦などの自動計算機能を備え、最新データを即座に確認できる。WebやExcelで、ドリルダウンやスライス/ダイスの多軸分析を行える。組織階層や製品階層などに沿って自動集計されるため、入力後すぐに全社視点で最新データを確認することが可能、としている。
為替や単価/数量変更などをパラメーターの変更で容易にシミュレーションできる。例えば、複数為替レートによる影響分析や、販売数量と単価を変更して損益影響を確認するシミュレーションなどができる。
Oracle Hyperion Planningにはない機能も備える。まず、エンドユーザーでも簡単に導入できるように、事前構築済みのスターターキットやウィザード機能、オンラインヘルプ、チュートリアルなどを提供する。環境構築の作業が一切不要で、最短で1カ月程度での短期導入が可能としている。
クラウドサービスでありながら、オンプレミスの基幹業務システムからデータを移行するためのデータ連係機能も備える。コード組み替え機能も提供する。データ精度を向上させるための整合性チェックなども可能だ。
用途と機能 | 経営管理ソフト群「Oracle Hyperion」に含まれる予算管理ソフト「Oracle Hyperion Planning」を、SaaS型のクラウドサービスとして提供するもの |
---|---|
主な機能 | Web画面やExcel画面を使ったデータ入出力 ワークフロー機能 集計/配賦などの自動計算機能 為替や単価/数量変更などのシミュレーション機能 導入を容易にするチュートリアルやウィザード機能 基幹システムとのデータ連係機能 など |
価格(税別) | 参考価格は1ユーザー当たり月額1万3000円から |
発表日 | 2014年8月25日 |
提供開始日 | 2014年8月25日 |