キヤノンITソリューションズの「GUARDIANWALL WebFilter」(旧称はWEBGUARDIAN)は、Webアクセスを介した情報の漏えいを防止するソフトである。WebアクセスのゲートウエイであるHTTP/HTTPSプロキシサーバーとして動作し、URLフィルタリングによってアクセス先を制限する機能と、送信データ(WebメールやSNS投稿など)のコンテンツフィルタリング機能を提供する。
URLフィルタリングで利用するURLのカテゴリは438種類。日本人の専門スタッフがURLを登録しているため、日本語サイトが充実しているとしている。同機能によって、業務外のWeb利用を抑制しつつ、必要なサイトを閲覧可能とする運用がとれる。誰がいつどのサイトを閲覧できる/できないのかを細かくルールで制御できる。
Web送信データのコンテンツフィルタリングでは、Webメールや掲示板への書き込みなど、外部へ送信されるデータに対して、キーワード検査やファイルの種類、サイズなど様々な条件でチェックが可能。誰がいつどの情報をどのサイトに送信できる/できないのかを制御できる。送信データをアーカイブして、後から閲覧できる。
ICAP連携機能を備える。外部のウイルス対策ソフトと連携してHTTP/HTTPS通信のデータにウイルスが含まれるかどうかを調べられる。マルウエアと外部のC&C(コマンド&コントロール、司令塔)サーバーとの通信を防御する機能として、長時間にわたる特定サーバーとの通信を検知して自動遮断する機能を備える。
GUARDIANWALL WebFilterの概要
用途と機能 | Webアクセスを介した情報の漏えいを防止するソフト |
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動作形態 | HTTP/HTTPSプロキシサーバー |
主要機能 | ■URLフィルタリング ■送信データのコンテンツフィルタリング |
その他の機能 | ■Webダウンロードデータのウイルス対策(外部ウイルス対策ソフトとICAPで連携) ■マルウエアとC&Cサーバーとの通信を防御(長時間にわたる特定サーバーとの通信を検知して自動遮断) |
稼働OS | Red Hat Enterprise Linux 5/6/7(32bit/64bit) |
価格(税別) | 最小構成となる25ユーザーで、初年度15万円、次年度以降7万5000円 |
発表日 | 2017年5月9日 |
出荷日 | 2017年5月29日 |