エアーの「airDrive」は、クラウドストレージに保管するファイルを暗号化する専用ゲートウエイサービスである。WebDAVのゲートウエイに暗号化機能を付与したものであり、Google DriveやBoxなどのWebDAV対応クラウドストレージと、エクスプローラーなどのWevDAVクライアントソフトとの間に入り、WebDAVによるファイルアクセスをリアルタイムに仲介する。この際にファイルを暗号化/復号する。
利用者は、明示的にairDriveあてにWebDAVでアクセスする。アクセス先のairDrive上には、背後のクラウドストレージにつながったフォルダーがある。このフォルダーにファイルを格納すると、暗号化した上でクラウドストレージに保存する。ファイルの実体はバックエンドのクラウドストレージ上にあり、airDrive上にはファイルはない。airDriveのログインIDにつき一つのクラウドストレージを設定する。
airDriveは、エアーが開発/販売しているオンプレミス用のゲートウエイサーバーソフト「WISE Gateway for Cloud Storage」をクラウド型で提供するもの。エアーでは、airDriveを無償で提供することによって、ソフトウエアの販促効果を期待するとともに、利用者から広くゲートウエイ機能についての意見を集める意向。
airDriveの概要
用途と機能 | クラウドストレージに保管するファイルを暗号化する専用ゲートウエイサービス |
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使い方 | airDriveあてにWebDAVでアクセスする。これにより、airDriveを踏み台にして背後のクラウドストレージを利用できる |
利用しているソフト | WISE Gateway for Cloud Storage(価格は100ユーザーで60万円から)をクラウド型で提供 |
価格 | 無償 |
発表日 | 2015年4月16日 |
提供開始日 | 2015年4月16日 |