デルの「Dell Wyse 3040」は、小型軽量を追求したシンクライアント専用端末である。本体形状は手のひら大で、シンクライアント専用端末として、VDI(デスクトップ仮想化)においてWindowsデスクトップの画面をリモート操作するための画面情報端末(シンクライアント)の機能に特化している。
x86系の汎用CPUに、OSとしてWindowsよりも起動時間が短い独自OS「Wyse ThinOS」や、SUSE Linuxベースの「Wyse ThinLinux」を組み合わせている。この上で仮想デスクトップに接続するための画面情報端末プロトコルとして、Windows標準のRDPや、Citrix ICA、PCoIP(オプション)などを利用できる。
本体形状は高さ27.94×幅101.6×奥行き101.6ミリメートルで、重さは0.24キログラム。消費電力は5ワット未満としている。ディスプレイ出力はDisplayPort×2で、解像度は2560×1600ドット。ネットワーク機能は100BASE-T×1で、オプションで無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac)を使用できる。USBポートは4個で、うち1個はUSB3.0。
Dell Wyse 3040の概要
用途と機能 | シンクライアント専用端末 |
---|---|
ハードウエア | x86系の汎用PC。CPUはAtom X5 1.44GHzクアッドコア |
OS | Wyse ThinOS(Windowsよりも起動時間が短い独自OS) (2017年6月からはSUSE LinuxベースのWyse ThinLinuxも選択可能) |
解像度 | 2560×1600ドット |
ディスプレイ出力 | DisplayPort×2 |
ネットワーク機能 | 100BASE-T×1 オプションで無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac) |
USBポート | 4個(1個はUSB3.0) |
メモリー容量 | 最大2Gバイト |
内蔵ストレージ容量 | 8Gバイトのフラッシュメモリー |
消費電力 | 5ワット未満 |
形状 | 高さ27.94×幅101.6×奥行き101.6ミリメートル |
重さ | 0.24キログラム |
価格(税別) | 参考価格で3万4000円から |
発表日 | 2017年4月24日 |
出荷日 | 2017年4月24日 |