ベルウクリエイティブの「SPM(セキュア・パッケージ・マネージメント)サービス」は、業務サーバーのソフトウエア構成を調べ、ソフトウエアに含まれる脆弱性を診断するサービスである。インストールしたソフトウエアに脆弱性が存在するか、最新のバージョンを適用しているかを診断する。2018年4月からSPMをクラウド化した「クラウド版SPM」も用意した。

クラウド版SPMのイメージ図
クラウド版SPMのイメージ図
(出所:ベルウクリエイティブ)
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 WindowsとCentOSを対象に、個々の脆弱性についての情報、影響度、リスク、について把握できる。インストールしているソフトウエアは、Windowsのレジストリ情報や、CentOSのインストールパッケージ情報を調べて特定する。

 ソフトウエアの構成情報は、診断対象のシステム上で専用のスクリプトを実行して取得する。スクリプトを実行した時点の構成情報が得られる。常駐型のエージェントソフトは不要で、診断のためにリモートログインする必要もない。

 収集したデータは、ベルウクリエイティブに渡す。ベルウクリエイティブは、脆弱性を診断して、レポートを作成する。標準では、ソフトウエア構成データの提出やレポートの受領にメールを使う。ソフトウエア構成データを提出してから診断レポートを得るまでには日数がかかる。

 クラウド版SPMを使うと、Webポータル画面を介してSPMのサービスを利用できる。まず、診断スクリプトをWebポータルからダウンロードできる。スクリプトを実行して得られたソフトウエア構成データも、Webポータルを介して提出できる。ソフトウエア構成データを提出した後は、すぐにWebポータルを介してレポートを閲覧できる。

SPM(セキュア・パッケージ・マネージメント)サービスの概要
用途と機能業務サーバーのソフトウエア構成を調べ、ソフトウエアが含む脆弱性を診断するサービス。個々の脆弱性についての情報、影響度、リスク、について把握できる
診断内容インストールしてあるソフトウエアに脆弱性が存在するか、最新のバージョンを適用しているか、を診断する
対象OS Windows、CentOS。Windowsのレジストリ情報やCentOSのインストールパッケージ情報を調べてインストールしてあるソフトウエアを調べる
ソフトウエア構成情報の
収集方法
診断対象のシステム上で専用のスクリプトを実行して取得する。スクリプトを実行した時点の構成情報が得られる。常駐型のエージェントソフトは不要で、診断のためにリモートログインする必要もない
診断の手順収集したデータをベルウクリエイティブに渡す。ベルウクリエイティブが脆弱性を診断してレポートを作成する
クラウド版SPMWebポータル画面を介してSPMのサービスを利用できる。診断スクリプトをWebポータルからダウンロードできる。スクリプトを実行して得られたソフトウエア構成データも、Webポータルを介して提出できる。ソフトウエア構成データを提出した後は、すぐにWebポータルを介してレポートを閲覧できる
価格(税別)オープン
発表日2018年4月6日(クラウド版SPM)
提供開始日2018年4月5日(クラウド版SPMの、10日間利用可能な無償版)
2018年6月(クラウド版SPMの有償版)