リンクの「ベアメタル型アプリプラットフォーム」は、物理サーバーのホスティングサービスにIaaSの管理機能を追加したサービスである。サーバー資源として物理サーバー機を使いつつ、仮想サーバーを用いた一般的なIaaS型クラウドサービスのように、Web画面から物理サーバー機を動的に追加/削除できる。
ホスティングした物理サーバーの上で仮想サーバーを運用する用途には、サーバー仮想化ソフトの「KVM」を標準メニューで用意した。オプションの「バックアップストア」(バックアップイメージを格納するためのストレージ領域)を契約すると、サーバーイメージをバックアップして再利用できる。利用を終えた物理サーバーのデータを完全に消去したことを示す「データ消去証明書」を発行するオプションサービスも用意した。
バックアップストアに保存したサーバーイメージは、サーバー構成のテンプレートとして利用できる。契約中のサーバーのバックアップとしてだけでなく、一度作成して保存しておいたテンプレートを使って、いつでも同一構成のサーバーを復元できる。あらかじめいくつかのテンプレートを作成しておくことで、次回以降のサーバーの展開が容易になる。
任意の物理サーバーや任意の仮想サーバーのサーバーイメージをテンプレートとして保存し、これを任意の物理サーバーや任意の仮想サーバーに反映できる。つまり、任意のサーバー(物理または仮想)のデータを使って、別の任意のサーバー(物理または仮想)を新たに立ち上げられる。いったんサーバーイメージを介することで、物理サーバーから仮想サーバーへの移行や、仮想サーバーから物理サーバーへの移行ができる。
ベアメタル型アプリプラットフォームの概要
用途と機能 | 物理サーバーを動的にプロビジョニングするIaaSサービス |
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主な特徴 | ■仮想サーバー環境(KVM)も標準メニューで利用できる ■任意のサーバー(物理または仮想)のサーバーイメージをテンプレート化し、これを使って任意のサーバー(物理または仮想)を新規に立ち上げられる ■物理サーバーのデータを完全消去した旨の証明書を発行できる |
価格(税別) | ■最小構成の「限定モデル」(CPUはXeon L系の4コア、メモリー8Gバイト、ディスクはSATA 500Gバイト):月額1万4800円または日額600円 ■テンプレートの保存に必要なオプション「バックアップストア」(容量1Tバイトの標準構成):月額1万7800円 ■データ消去証明書の発行料金:物理サーバー1台当たり5000円 |
発表日 | 2015年4月22日 |
提供開始日 | 2015年4月22日 |