スーパーストリームの「SuperStream-NX Ver.2.0」は、会計(財務会計/管理会計)機能と人事・給与機能を備えた中堅企業向けの基幹業務アプリケーションである。中核となる会計機能は、支払管理や債権管理を含め、会計データ全般を一元管理できる。多言語に対応しており、ユーザーごとに言語を設定できる。

SuperStream-NX Ver.2.0の画面
SuperStream-NX Ver.2.0の画面
(出所:スーパーストリーム)
[画像のクリックで拡大表示]

 特徴の1つは、財務会計だけでなく、企業独自の管理会計機能を充実させていることである。例えば、事業セグメントを細分化して分析できる仕組みなどを提供する。部門コード/相手先コード/機能コード/プロジェクト管理コードなどで細分化し、これらの最小単位で残高データを保持できる。

 画面はフラットデザインを採用し、視認性と操作性を高めた。文字をアイコンに置き換えるといった工夫も凝らした。会社ごとやユーザーごとに7色のカラーを使い分けられる。画面上の要素もマウス操作で自由にレイアウトできる。クライアント画面は、Webベースのリッチクライアント技術の1つであるWPF(Windows Presentation Foundation)で実装した。

 入力画面の強化に加えて、データ出力機能も強化している。例えば、表形式データをExcelファイルとして出力する機能を搭載する。画面上で参照したいデータの配列を自由に操作し、ソートや絞り込みを実施し、これを部門別など各シートに分割した形でExcelファイルに出力できる。

 旧製品のSuperStream-COREからSuperStream-NXに移行するツールも提供する。また、顧客サポートの一環として、スーパーストリームから顧客に対して直接、新モジュールや最新マニュアル、eラーニングなどを届ける仕掛けも用意した。オンプレミスとクラウドの提供形態を問わずに、顧客のアカウント情報を認証した上でサービスを提供する。

SuperStream-NX Ver.2.0の概要
用途と機能会計(財務会計/管理会計)と人事・給与を中核とした、中堅企業向けの基幹業務アプリケーション
提供形態オンプレミスまたはSaaS型クラウドサービス(IaaS基盤としてAWSを利用)
特徴財務会計だけでなく、管理会計機能を充実させていること。事業セグメントを細分化して分析できる仕組みなどを提供する
現行版での強化点リッチクライアント技術をSilverlightからWPFに変更し、画面デザインを刷新して操作性を高めた
データをExcelで出力する機能を付けた
など
グローバル対応多言語に対応しており、ユーザーごとに言語を設定できる
価格(税別)オンプレミス版は、SuperStream-NX統合会計で500万円(5ユーザー)から
発表日2017年4月21日
出荷日2017年6月1日