NECの「金融機関向けインターネットゲートウェイサービス」は、強固なセキュリティ環境が求められる金融機関に対して、インターネット接続環境をNECのデータセンターに構築し、サービス型で提供するものである。
基本サービスとして、ファイアウォール、IDS/IPD(不正侵入検知/防御システム)、振る舞い検知などの機能を提供する。パッチ適用や設定変更などをNECが代行する。別途オプションで、メールサーバー機能や、インターネット接続専用の仮想デスクトップ環境などを用意している。
NECのセキュリティ専門家が常時監視するとともに、インシデント発生時は初動対応から復旧までを総合的に支援する。また、インシデント発生時の対応マニュアルの整備や定期的な脆弱性診断の実施など、金融機関のCSIRT業務を総合的に支援する。
1金融機関での単独利用に加え、複数金融機関で共同利用することもできる。最低限の個社要件を満たしながら、共同利用によってコストの削減やCSIRTの相互補完を実現できるとしている。
金融機関向けインターネットゲートウェイサービスの概要
用途と機能 | 金融機関のインターネット接続環境をNECのデータセンターに構築し、サービス型で提供する |
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対象ユーザー | 重要インフラ事業者として強固なセキュリティ環境が求められる金融機関 |
基本サービス | ファイアウォール IDS/IDS(不正侵入検知/防御システム) 振る舞い検知 など |
オプションサービス | メールサーバー(メール暗号化、メール誤送信防止など) 仮想デスクトップ(仮想デスクトップを介してインターネットへのWebアクセスなどを実現) |
NECによる運用 | NECのセキュリティ専門家がセキュリティ機器を常時監視し、インシデントの予兆や発生を早期に検知する。インシデント発生時は、攻撃元の特定・遮断などの初動対応から、復旧・再発防止策の策定までを支援する |
CSIRTの業務運営の支援 | インシデント発生時の対応マニュアルの整備や、定期的な脆弱性診断の実施など、CSIRTの業務運営を総合的に支援する |
価格(税別) | 初期費用は1500万円から 年間費用は2000万円から (1金融機関での単独利用、基本サービスのみ、インターネット接続回線100Mビット/秒の場合) |
発表日 | 2017年3月17日 |
提供開始日 | 2017年3月17日 |