キヤノンITソリューションズの「EDI-Master TRAN for ANYs Ver.4.1」は、汎用的に使えるデータフォーマット変換ソフトである。企業間で交換するEDI(電子データ交換)データを社内システムと連携させる用途や、社内外の異なるシステムやアプリケーション間をデータ連携させる用途に利用できる。

EDI-Master TRAN for ANYs Ver.4.1のトップ画面
EDI-Master TRAN for ANYs Ver.4.1のトップ画面
(出所:キヤノンITソリューションズ)
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EDI-Master TRAN for ANYs Ver.4.1のマッピング画面
EDI-Master TRAN for ANYs Ver.4.1のマッピング画面
(出所:キヤノンITソリューションズ)
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 CSV(カンマ区切り形式)やデータベース管理システムなど、さまざまなフォーマットを相互に変換できる。EDIにおける取引先とのデータ変換や、自社システム間でのデータ連携に用いることで、システム連携時のインターフェース改修を最小限に抑えられる。

 利用できるデータフォーマットは、固定長形式、CSV形式、タグ形式、各種データベース管理システム(Microsoft Access、Microsoft SQL Server、Oracle Database、MySQL)。

 フォーマット変換に加え、属性変換(1101を2017/11/1とするなど)、文字コード変換、四則演算、データ置換、特殊処理(取引先の商品コードを自社の商品コードに置換など)などができる。複数のファイルを同時に変換したり、1ファイルを複数ファイルに分割したりすることもできる。

 直近ではユーザーインターフェースを強化し、生産性と操作性を高めた。例えば、変換設定を作成する画面では、ウィザードによってテンプレートを作成できるほか、直感的なマッピング操作が可能としている。また、項目の入力を省力化する機能として、Excel形式のレイアウト資料から項目を貼り付けられるようにしている。また、変換定義の設計書(Excel)をボタン1つで出力できる。

EDI-Master TRAN for ANYs Ver.4.1の概要
用途と機能汎用的に使えるデータフォーマット変換ソフト。EDIデータを社内システムと連携させる用途や、社内外の異なるシステムをデータ連携させる用途に利用できる
データフォーマット固定長形式、CSV形式、タグ形式、各種データベース管理システム(Microsoft Access、Microsoft SQL Server、Oracle Database、MySQL)
主要機能データフォーマット変換(固定長とCSVとDBMS間の変換)、属性変換(1101を2017/11/1に変換するなど)、文字コード変換、書式設定(8桁の商品コードにゼロ埋めして12桁に変換するなど)、演算/丸め処理(四則演算のほか、「変換元のある項目の値が条件に合致する場合に演算」「変数にある値を代入してその値を比較して出力」など、複雑な処理を組み合わせて実行)、特殊処理(「和暦から西暦への変換」「変換実行日を取得してデータに反映」「取引先の商品コードを自社の商品コードに置換」など)
直近の強化点ユーザーインターフェースを強化し、生産性と操作性を高めた。変換設定を作成する画面では、ウィザードによってテンプレートを作成できるほか、直感的なマッピング操作が可能とした
価格(税別)30万円
保守サービスは年額4万5000円
発表日2017年3月6日
出荷日2017年4月3日