大塚商会の「中堅中小企業向け災害対策ソリューション」は、データバックアップソフト「Arcserve UDP」を活用した中小企業向けのDR(災害復旧)サービスである。バックアップ対象となる業務サーバーへのエージェントのインストール、バックアップサーバーの設置と設定、DRサイトの開設、日々の運用保守などを一式パックにしてメニュー化した。特徴の一つは、バックアップソフトが持つ重複排除機能によってバックアップ転送データ量を削減できること。
このサービスではまず、遠隔地にDRサイトを設ける。首都圏から約800キロメートル離れた同社の「大塚商会 石狩データセンター」(北海道石狩市)に遠隔バックアップ環境を構築する。これに対して、ユーザー企業内に設置したバックアップイメージ格納サーバーからデータを転送して同期する。業務サーバーのイメージをまるごとバックアップする方式であるため、バックアップイメージを利用して素早く業務サーバーを立ち上げることができる。
データバックアップ/遠隔レプリケーションソフトとして、中小企業に適したArcserve Unified Data Protection(UDP)を採用した。DRの観点で見たArcserve UDPのメリットは大きく3つある。(1)サーバーイメージをまるごとバックアップすること、(2)バックアップイメージ格納サーバーを遠隔地にレプリケーションできること、(3)業務サーバー側で動作する重複排除機能によってバックアップイメージのデータ量を削減できること、---である。
(3)の重複排除機能は、バックアップ対象の業務サーバーが複数台あるケースや、複数世代のバックアップイメージを取得したいケースに効果がある。バックアップイメージ同士の重複を排除できるので、イメージ格納サーバーのデータ量を低く抑えることができる。これに合わせて遠隔レプリケーション先のイメージ格納サーバーのデータ量も減る。
用途と機能 | 遠隔地の災害復旧(DR)サイトにデータをバックアップおよびサーバーをレプリケーションするサービス。重複排除後のデータが復旧可能なデータであることを日々監視する専用の保守サービスも提供する |
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利用するデータセンター | 大塚商会の「石狩データセンター」(北海道石狩市) |
利用するバックアップソフト | Arcserve Unified Data Protection(UDP) |
特徴 | バックアップソフトが持つ重複排除機能によってバックアップ転送データ量を削減できること |
価格 | 個別見積もり |
発表日 | 2015年3月12日 |
提供開始日 | 2015年3月16日 |