ニフティクラウド DRサービス with VMware vCloud Air Technologyの概要
ニフティクラウド DRサービス with VMware vCloud Air Technologyの概要
vSphere環境から簡単な操作で仮想サーバーをレプリケーションできる
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ニフティクラウド DRサービス with VMware vCloud Air Technologyの概要
ニフティクラウド DRサービス with VMware vCloud Air Technologyの概要
既存環境が停止した場合は、サポートセンターへ電話連絡することでコールドスタンバイ状態のレプリカを起動できる
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 ニフティの「ニフティクラウド DRサービス with VMware vCloud Air Technology」は、VMware仮想サーバーの災害復旧(DR)に特化したクラウドサービスである。DRサイトとなるバックアップ環境を、ニフティクラウド上で提供する。DRのための要素技術としては、米VMwareのクラウドサービス「VMware vCloud Air」が備える災害復旧サービス「Disaster Recovery」を利用する。

 既存のオンプレミス環境で動作しているVMware vSphere配下の仮想サーバーをニフティクラウドへと定期的にレプリケーションし、DRのためのバックアップ環境として利用できるようにするサービスである。簡単なマウスクリックだけでレプリケーションを実行できる。ニフティクラウド上の仮想サーバー(レプリカ)はコールドスタンバイの状態で保持され、15分~24時間の範囲の任意の間隔で同期をとることができる。

 有事の際には、既存環境のvCenterからの操作でDR環境の仮想サーバーを立ち上げ、処理をDR環境へと切り替える。ネットワーク障害などによって既存環境にアクセスできない場合は、ニフティクラウドのサポート窓口に電話で指示することにより、ニフティの担当者がユーザーに代わってDR環境の仮想サーバーを起動する。

 DRの用途に加えて、既存環境の仮想サーバーのバックアップ/リストアの用途にも利用できる。今後は、DR環境から既存環境へのフェイルバックや、既存環境からクラウドへの移行をより容易にするインポート機能などの提供を予定している。

ニフティクラウド DRサービス with VMware vCloud Air Technologyの概要
用途と機能VMware仮想サーバーの災害復旧(DR)に特化したクラウドサービス
前提条件オンプレミスのVMware vSphere環境の仮想サーバーを仮想サーバー単位でニフティクラウドにレプリケーションする
DR機能の特徴コールドスタンバイ型で仮想サーバーを保持し、任意の間隔で同期更新する。有事の際にはvCenterから手動でレプリカを起動し、処理を切り替える
レプリケーション費用(税別)100Gバイトまで:月額5000円
500Gバイトまで:月額2万円
1Tバイトまで:月額3万8000円
フェイルオーバー費用(税別)1回当たり2万円で1回につき30日間起動可能
ネットワーク接続費用(税別)レプリケーション用ネットワーク(SSL-VPN):無料
フェイルオーバー用ネットワーク:ニフティクラウドの利用料金に準じる
発表日2015年4月1日
提供開始日2015年5月中旬