FUSION Secure Drive Plusの概要
FUSION Secure Drive Plusの概要
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 フュージョン・コミュニケーションズの「FUSION Secure Drive Plus」は、OS標準のファイル閲覧ソフトであるWindows ExplorerやMac Finder経由で利用できる、法人向けのオンラインストレージサービスである。社内ファイルサーバーとして運用することを想定しており、パスワード認証とアクセス権限管理、IPアドレスによるアクセス制限などのセキュリティ機能に注力している。

 Windows ExplorerやMac Finderを介してファイル/フォルダーを操作できるオンラインストレージである。ローカルドライブと同様に、ファイルのドラッグ&ドロップ操作だけでファイルを取り出したり、格納したりできる。オンラインストレージ上のファイルをアプリケーションから直接開いて編集し、上書き保存する使い方も可能。初回アクセス時に限って、専用のソフトウエアをインストールする必要がある。

 セキュリティ機能に注力している。ログイン認証は、固定パスワードを用いた認証だけでなく、乱数表の位置情報を利用したマトリクス認証方式のOTP(ワンタイムパスワード)認証を選択できる。マトリクス認証ソフトとしては、シー・エス・イー(CSE)の「SECUREMATRIX」を採用している。アクセス権限管理機能も備えており、フォルダーの可視/不可視や書き込み/読み取り権限などをユーザーごとに設定できる。

 運用監視体制は、24時間365日の有人監視。オンラインストレージ上に格納するファイルについては、自動的にウイルス検査を実施する。Web管理画面からは、ライセンス数の変更、ディスク容量の変更、アクセス権の付与、IPアドレス制限、認証方式の変更、---などが可能。これらの変更はリアルタイムに反映される。サーバーを複数企業で共有する標準プランのほかに、専用サーバーを容易するプランも用意している。

FUSION Secure Drive Plusの概要
用途と機能社内ファイルサーバーとして利用できる法人向けオンラインストレージ。特定の取引先とのファイルのやりとりなどを想定
クライアント環境Windows Explorer(Windows)またはMac Finder(Mac)
セキュリティ機能SSL接続、ログイン認証(固定パスワードまたはマトリクス認証方式のワンタイムパスワード)、フォルダー/ファイルへのアクセス権限管理、など
価格(税別)基本料金:1ライセンス当たり月額700円
利用料:1Gバイト当たり10円
転送する個々のファイル容量に制限はない
オプション価格(税別)IPアドレスによるアクセス制限:月額500円
アクセスログの抽出:1回当たり1万円
発表日2015年4月1日
提供開始日2015年4月1日