NECの「ActSecureクラウドセキュアファイルサービス」は、情報漏えい対策を目的としたファイル暗号化サービスである。標的型攻撃対策などに向く。ファイル暗号化ソフト「InfoCage FileShell」のポリシー管理サーバーをNECのクラウド基盤で動作させ、これをSaaS型クラウドサービスとして提供するものである。
Active Directory管理下のユーザーは、ローカルディスクやファイルサーバー上にある任意のファイルを自動的に暗号化/復号できる。暗号化されたファイルの拡張子はそのままで、アイコンに鍵マークがつくだけのため、暗号化されていることを意識することなく操作できる。ファイル操作時のパスワード入力も不要で、暗号化を解除することなくそのまま編集や閲覧ができる。
仕組みとして、Windows Serverのファイル権限管理機能である「Active Directory Rights Management」(AD RMS)を使う。InfoCage FileShellでは、AD RMSの機能を拡張しており、AD RMSが標準で扱えるOffice文書ファイルに加えて、PDF、画像、テキストファイルなどの任意のファイルを自動的に暗号化/復号できるようにしている。
ActSecureクラウドセキュアファイルサービスの概要
用途と機能 | ファイル保存時に自動的に暗号化することによってファイルを介した情報漏えいを防止するソフト |
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提供形態 | ファイル暗号化ソフト「InfoCage FileShell」の中核部分でポリシーを管理するサーバー機能を、NECのクラウド上で稼働させ、これをSaaS型クラウドサービスとして提供する |
クライアントの稼働形態 | Windows。InfoCage FileShellのクライアントソフトを導入して使う |
仕組み | ポリシー管理サーバーとして、Windows Serverのファイル権限管理機能であるActive Directory Rights Management(AD RMS)を拡張したものを使う |
暗号化できるファイル | Office文書、PDF、画像、テキストなど任意のファイル |
価格(税別) | 1アカウント当たり月額1000円 (最小契約単位は100アカウント) |
発表日 | 2017年3月23日 |
提供開始日 | 2017年6月1日 |