シスコシステムズの「Cisco Umbrella」は、安全にインターネットにアクセスするためのセキュリティ機能群をクラウドサービスの形態で提供するサービスである。社内のクライアントPCやモバイルPCを守る。

Cisco Umbrellaの管理画面
Cisco Umbrellaの管理画面
(出所:シスコシステムズ)
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 機能は、DNSの応答を利用して危険なサイトにアクセスできないようにする機能と、危険性のあるサイトへのWebアクセスを仲介してWebコンテンツが安全などうかをチェックする機能、で構成する。

 DNSサーバーとして動作する。危険なサイトのIPアドレスを教えないことによって、危険なサイトへのアクセスを防止する。グレーなサイトへのWebアクセスについては、Cisco Umbrella自身のIPアドレスを教え、裏で代理アクセスする。

 Webアクセスを仲介する過程で、ダウンロードファイルに対してマルウエア検査などを実施する。サンドボックス型のマルウエア検査などができる。

Cisco Umbrellaの概要
用途と機能安全にインターネットにアクセスできるようにするセキュリティ機能群をクラウドサービスの形態で提供するサービス
動作の仕組みDNSサーバーとして動作する。危険なサイトのIPアドレスを教えないことで危険なサイトへのアクセスを防止する。グレーなサイトへのWebアクセスについてはCisco Umbrella自身のIPアドレスを教え、裏で代理アクセスする。Webアクセスを仲介する過程でマルウエア検査などを実施する
価格導入する機能やユーザー数によって変わる。フル機能で50人の最も単価が高くなるケースで、1ユーザー当たり年額7000円~8000円程度
発表日2017年3月21日
提供開始日2017年4月