NECの「勤革時(きんかくじ)」は、iPadの内蔵カメラで顔を撮影するだけで本人を認証し、出退勤時刻を記録できるクラウドサービスである。NECが2016年7月から販売しているヒューマンテクノロジーズのクラウド勤怠管理システム「KING OF TIME」の打刻手段を拡張し、顔認証を使えるようにしたもの。これをNECのブランドである勤革時の名称で販売する。

勤革時(きんかくじ)の概要
勤革時(きんかくじ)の概要
(出所:NEC)
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 同サービスを使うと、Webブラウザーとインターネットを介して出退勤記録を打刻できる。打刻の手段として、ICカードや生体認証、顔認証、カラーバーコードなどを利用できる。顔認証に対応するため、NECの顔認証エンジン「NeoFace」を用いたクラウド顔認証基盤「NeoFace KAOATO」を利用する。顔認証で打刻するためのインタフェースとして、iPad用の画面も用意した。

 打刻手段として顔認証を使う場合、部署ごとなどに用意したiPadを使って打刻する。iPadの内蔵カメラで顔を映すだけで本人を認証し、打刻する。別途、シフトが提供する二次元カラーバーコード「Chameleon Code(カメレオンコード)」を組み合わせることによって、二要素認証も可能になる。

勤革時(きんかくじ)の概要
用途と機能iPadの内蔵カメラで顔を撮影するだけで本人を認証し、出退勤時刻を記録できるクラウドサービス
基本機能Webブラウザーとインターネットを介して出退勤記録を打刻できる
打刻の手段ICカードや生体認証、顔認証、カラーバーコードなどを利用できる
顔認証の仕組みNECの顔認証エンジン「NeoFace」を用いたクラウド顔認証基盤「NeoFace KAOATO」を利用する。顔認証で打刻するためのインタフェースとしてiPad用の画面も用意した
使い方打刻手段として顔認証を使う場合、部署ごとなどに用意したiPadを使って打刻する。iPadの内蔵カメラで顔を映すだけで本人を認証し、打刻する
価格(税別)クラウドサービスの基本料金が、1ユーザーID当たり月額300円
顔認証ライセンスは売り切り型で、iPad 1台当たり4万円から
発表日2017年2月28日
提供開始日2017年6月