日本システムウエア(NSW)、PTCジャパン(PTC)、日本ヒューレット・パッカード(HPE)の3社が開発・販売する「ファクトリーIoTスモール・スターター・パッケージ」は、工場向けのIoT導入パッケージである。工場のデータを可視化するIoTシステムを1カ月で導入し、使い方を模索しながらデータの活用方法などを探っていける、としている。
工場用のIoTシステムに適したHPEのPCサーバー機「HPE Edgeline」に、PTCの工場向けIoTソフト「ThingWorx」の基本機能を導入し、NSWによる導入コンサルティングと開発者向けトレーニングを合わせてパッケージ化した。
別途オプションで、各種のデバイスやデータソースに接続できる通信ミドルウエア「Kepware KEPServerEX」や、リモートVPNサービス、リモート監視サービスなども提供する。
設備の稼働ログなど、工場内のデータをリアルタイムに可視化できる環境を構築する。データを工場外に持ち出すことなく、工場設備に近い場所でデータ処理/可視化する“エッジコンピューティング”型のシステムを導入する。
NSWによる導入支援では、サーバー環境構築や実機接続作業のほか、カスタマイズベースの個別テンプレート作成、データ取得支援(1カ月)、技術者向けトレーニング(1日)、ヘルプデスク、技術問い合わせサポート(1年)を提供する。
ファクトリーIoTスモール・スターター・パッケージの概要
用途と機能 | 工場向けのIoT導入パッケージ |
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特徴 | 工場のデータを可視化するIoTシステムを1カ月で導入し、使い方を模索しながらデータの活用方法などを探っていける、としている |
主なターゲットユーザー | データを取れる環境は整っているものの、何のデータを取って何を可視化すればいいか分からないユーザー |
パッケージ構成 | 工場用のIoTシステムに適したHPEのPCサーバー機「HPE Edgeline」 PTCの工場向けIoTソフト「ThingWorx」の基本機能 NSWによる導入コンサルティングと開発者向けトレーニング |
NSWによる導入支援 | サーバー環境構築と実機接続作業 カスタマイズベースの個別テンプレート作成 データ取得支援(1カ月) 技術者向けトレーニング(1日) ヘルプデスク 技術問い合わせサポート(1年) |
価格(税別) | 月額50万円から |
発表日 | 2017年2月23日 |
提供開始日 | 2017年2月23日 |