ASTERIA WARP 4.9の画面
ASTERIA WARP 4.9の画面
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AWSアダプターを強化し、Amazon Redshiftに接続できるようにした
AWSアダプターを強化し、Amazon Redshiftに接続できるようにした
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 インフォテリアの「ASTERIA WARP 4.9」は、異なるシステム同士をデータ連携させるためのEAIソフトである。各種のアダプターを介して業務ソフトやデータベースなどに接続し、これらのデータをルールに基づいて変換し、外部システムに引き渡す。ジョブフローを定義/実行するバッチスケジューラー機能も備えており、データ処理や外部プログラムの起動といったプロセスを条件に合わせて駆動できる。

 現行版では、データソースに接続するための各種のアダプターを強化した。AWS連携用のアダプターを強化し、新たにDWH(データウエアハウス)であるAmazon Redshiftに接続できるようにした。さらに、S3接続画面などの各種画面を改善、より直感的に使いやすく改良した。AWSのAPIなどを意識することなく企業システムを構築できるとしている。

 新規のアダプターも用意した。サイボウズが開発/販売するPaaS型クラウドサービスで、業務用のWebアプリケーションをドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で手軽に開発できる「kintone」向けにアダプターを追加した。これを使うと、社内システムとkintoneとの間でデータを自動的に入出力できるようになる。これにより、社内システムのモバイル対応などを短期に実現できるようになる。

 Excelファイルとの間でデータを連携させるアダプターの改善では、データの内容に応じて罫線を使い分けられるようにした。Active Directoryアダプターの改善では、RecordJoin/RecordSort/RecordSQLなどの処理をできるようにした。細かい機能コンポーネントとしては、ファイルのアーカイブ形式であるTar形式を扱えるようにするTarFile/UntarFileコンポーネントや、画像のメタデータ形式であるExif情報を取得するExifGetコンポーネントを追加した。

ASTERIA WARP 4.9の概要
用途異なるシステム同士をデータ連携させるEAIソフト
機能各種のアダプターを介して業務ソフトやデータベースなどに接続し、これらのデータをルールに基づいて変換し、外部システムに引き渡す
ジョブフローを定義/実行するバッチスケジューラー機能も備える
価格(税別)■標準エディションの「Standard Edition」は、480万円
■中断処理の再実行といった大規模システム向けの機能を備えた上位エディションの「Enterprise Edition」は、600万円
■従量課金版の「サブスクリプション版」は、月額24万円
発表日2015年2月12日
出荷日2015年3月10日