TISが提供するJobSchedulerの保守サポートサービスは、オープンソース(OSS)のジョブ管理ソフト「JobScheduler」を対象とした有償サポートサービスである。運用管理業務などにおいて、バッチ処理をスケジュールや条件に合わせて実行したい場合に、サポートを受けながらOSSを活用できるようになる。
実行させるジョブは、Java、Perl、JavaScript、VBScript、Powershell、javax.scriptなど各種言語で記述できる。これら各種言語からJobSchedulerの内部APIを使って管理を自動化することも可能。さらに、外部の運用管理ソフトからAPI(RESTまたはコマンドライン実行)を呼び出してジョブの実行制御や実行状況の取得が可能。また、ファイル転送やログローテーションなど、各種の典型的な運用管理作業をジョブテンプレートとして用意した。
JobSchedulerのサポート開始に合わせて、JobSchedulerを用いたジョブ実行状況をシステム監視ソフトのZabbixで監視できるようにする連携ソフトを新規に開発し、「HyClops JobMonitoring」の名称でOSSとして公開した。同ソフトは、JobSchedulerとZabbixの両ソフトに対してAPIでアクセスし、この両者を連携させる。この仕組みにより、JobSchedulerとZabbixには一切手を加えることなく連携を実現している。
ジョブ管理以外のサポートOSSの例は、以下の通り。OS(CentOS)、HAクラスター(DRBD + Pacemaker + Heartbeat)、運用監視(Zabbix)、DBMS(PostgreSQL)、Javaアプリケーションサーバー(Apache Tomcat、JBoss AS、JBoss EAP)、Webサーバー(Apache HTTP Server)。
用途と機能 | オープンソース(OSS)のジョブ管理ソフト「JobScheduler」を対象とした有償サポートサービス |
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主な付加ソフト | JobSchedulerを用いたジョブ実行状況をシステム監視ソフトのZabbixで監視できるようにする連携ソフトをOSSとして公開 |
価格(税別) | ジョブ管理サーバー2台(HA構成)とジョブ実行エージェント2台の最小構成で年額28万5000円から JobSchedulerと連携させるZabbixのサポート価格は、サーバー当たり39万9000円 JobSchedulerのデータ格納に利用可能なPostgreSQLのサポート価格は、1ノード当たり40万円 |
発表日 | 2015年2月10日 |
提供開始日 | 2015年2月10日 |