studio-Kの「iEmpathy(アイ・エンパシー)」は、ブロックを組み合わせるようにして文章を作成できる、文書作成ソフトである。想定する読者に合わせて、文章を構成するブロックを複数作り、ここから適切なブロックを適切な順番で組み合わせて文書を作成する。この一連の作業を支援する。
「共感されて結果につながる文章を、誰でも簡単に作成できる」(同社)としている。これを実現するため、3つのステップとボタン1つで文章を作成できるようにした。ソフトはクラウドサービスとして提供されており、Webブラウザでアクセスして使う。作成した成果物は、クラウド上のマイページに保存される。
(1)ステップ1として、チャート画面を使って、想定する読者を設定し、読者に伝えたいメッセージを抽出する。読者が持つポジティブな心情とネガティブな心情を書き出し、それぞれに対応するメッセージをいくつか作成する。これが文章を構成するブロックのひとつひとつになる。個々のブロックにはラベル名を付けられる。
(2)ステップ2として、チャート画面で作成したブロックを、文章を読んでいる最中の読者の感情の起伏の様子をイメージして描かれた「波線」に沿って配置する。読者の心をつかむためには、ワクワクさせたり冷静にさせたりといった感情の起伏が必要であるという。この「波線」は何パターンか用意されている。
(3)ステップ3として、配置した順番通りにブロックをつないだ文章が1枚のテキストとして表示されるので、マウス操作でブロックの順番を調整する。これにより、最終的な文章のスケルトンを得る。これをコピーして手元のテキストエディタに貼り付け、最終的な文章へと編集する。
文章作成に慣れてきたら、ステップ1とステップ2を省略して、最初からステップ3の画面をブロック指向のテキストエディタとして使って文章を作成できる。画面上では、左側にブロックが並び、右側にブロックをつないだテキストが表示される。個々のブロックを作成し、ブロックの順番を簡単に変えられる。
用途と機能 | ブロックを組み合わせるようにして文章を作成できる、文書作成ソフト |
---|---|
目的 | 共感されて結果につながる文章を簡単に作成できるようにする |
使い方 | 3つのステップで文章を作成する。 (1)チャート画面を使って、想定する読者を設定し、読者に伝えたいメッセージを抽出する (2)作成した文章のブロックを、読者の感情の起伏を模した波形モデルの上に配置して構成を決める (3)ブロックの順番を調整し、1枚のテキストとして表示する。この画面はブロック指向のテキストエディタとして使えるので、文書作成に慣れた際には、この画面から文章を作り始められる |
提供形態 | クラウドサービス。Webブラウザからアクセスして使う |
動作環境 | WebブラウザとしてGoogle Chromeが必要 |
価格(8%消費税込み) | ベーシックプランが月額680円 プレミアムプランが月額980円 |
発表日 | 2017年2月2日 |
提供開始日 | 2017年2月2日 |