エンカレッジ・テクノロジの「ESS REC V5.3」は、WindowsパソコンのGUI操作を映像(動画像)として記録するソフトである。内部統制を目的としている。ファイル操作やUSBストレージの接続/切断といった操作ログも、テキストログとして動画と並行して記録する。同一時刻の動画とテキストログを組み合わせれば、テキストログをトリガーにした動画の検索と再生ができ、情報漏えいの原因を突き止めやすくなる。
現行版では、スマートフォンやデジタルカメラなどのモバイルデバイスをMTP/PTP(Media Transfer Protocol/Picture Transfer Protocol)で接続したことを検知し、これをログに記録できるようにした。これにより、USBストレージ経由だけでなく、MTP接続したスマートフォン経由で情報が漏えいした場合にも、痕跡をログに残せるようになった。さらに、設定によって、モバイルデバイスがMTP/PTPで接続された際に、管理者にメールで通知したり、エンドユーザーの作業画面をロックしたり、エンドユーザーの作業画面にポップアップでアラートを表示したりできるようにした。
ソフトウエアは、(a)監視対象のWindowsパソコンに導入してWindowsの操作を録画するエージェントソフト、(b)録画データをリアルタイムに収集して格納するサーバーソフト、(c)格納した録画データを検索/分析する管理ソフト、---などで構成する。動画フォーマットは独自で、画面のビットマップ情報に変更が加えられたタイミングで、差分情報だけを送信する仕組み。
ESS REC V5.3の概要
用途と機能 | WindowsパソコンのGUI操作を映像として記録するセキュリティソフト |
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記録形式 | 動画フォーマットは独自で、画面のビットマップ情報に変更が加えられたタイミングで、差分情報だけを送信する |
映像以外の記録情報 | ファイル操作やUSBストレージ/スマートフォンの接続/切断といった操作ログを、テキストログとして動画と並行して記録 |
価格(税別) | 標準構成一式(ログ格納サーバー、分析サーバー、監視対象のWindowsパソコン5台)で約200万円から |
発表日 | 2015年1月30日 |
出荷日 | 2015年1月30日 |