日本ユニシスとユニアデックスの「IoTビジネスプラットフォーム IoTデバイス管理機能」は、IoTデバイスを遠隔で管理できるクラウドサービスである。遠隔地にIoTデバイスを設置するケースや、大量のIoTデバイスを設置するケースにおいて、脆弱性パッチの適用といった運用コストを削減できる。
IoTシステムを運営するためのプラットフォーム機能をクラウド型で提供する「IoTビジネスプラットフォーム」の追加機能として、IoTデバイスの管理機能を提供する。これにより、デバイスの稼働状況の監視や、ファームウエアの遠隔更新、デバイス設置時に行う設定作業の自動化、などが可能になる。
基本機能として、IoTデバイスの構成情報の管理や、稼働状況の監視ができる。監視時にデバイス障害などによって応答が無い場合は、電子メールで障害を通知する。デバイスの遠隔制御や、遠隔操作によるファームウエアの更新もできる。本番環境向けのスタンダード版では、デバイス設置時に機器の電源を入れるだけで自動的に接続し、そのまま利用できる機能を提供する。
サービスを提供するクラウド基盤として、Microsoft Azureを使う。デバイス管理機能の対象となるIoTデバイスの第一弾は、アットマークテクノの「Armadillo-IoTゲートウエイ」や、ぷらっとホームの「OpenBlocks」など。このほかに、米マイクロソフトが提供するIoTデバイスSDK(ソフトウエア開発キット)を用いて、各種デバイスに対応する予定。
IoTビジネスプラットフォーム IoTデバイス管理機能の概要
用途と機能 | IoTデバイスの遠隔管理機能を提供するクラウドサービス。デバイスの稼働状況の監視、ファームウエアの遠隔更新、デバイス設置時に行う設定作業の自動化、などが可能になる |
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メリット | 遠隔地にIoTデバイスを設置するケースや、大量のIoTデバイスを設置するケースにおいて、脆弱性パッチの適用といった運用コストを削減できる |
基本機能 | ■IoTデバイスの構成情報の管理や、稼働状況の監視ができる。監視時にデバイス障害などによって応答が無い場合は、電子メールで障害を通知する ■デバイスの遠隔制御や、遠隔操作によるファームウエアの更新ができる ■本番環境向けのスタンダード版では、デバイス設置時に機器の電源を入れるだけで自動的に接続し、そのまま利用できる機能を提供する |
サービスを提供するクラウド基盤 | Microsoft Azure |
管理対象のIoTデバイス | アットマークテクノの「Armadillo-IoTゲートウエイ」や、ぷらっとホームの「OpenBlocks」など |
価格 | デバイス台数などに応じて変わり、月額制で課金する |
発表日 | 2017年2月1日 |
提供開始日 | 2017年1月31日(機能をIoTデバイスの生死監視など基本機能に限定した、実証実験向けの「ライト版」) 2017年3月31日(本番運用向けに機能を強化した「スタンダード版」) |