富士通の「FUJITSU Enterprise Application PLANTIA」(PLANTIA)は、工場の設備といった現場機器の保全業務を包括的に管理できる設備保全管理ソフトである。システム構築サービスと組み合わせて提供する。

機器台帳管理の画面
機器台帳管理の画面
(出所:富士通)
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日常点検のグラフデータ画面
日常点検のグラフデータ画面
(出所:富士通)
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 「機器台帳管理」「保全周期管理」「保全計画管理」「保全履歴管理」「修理案件管理」「在庫管理」「日常点検管理」の7つのサブシステムで構成する。グローバル展開に向けて、日本語のほかに英語にも対応している。

 特徴の一つは、保全作業員の誰もが簡単に保全情報を登録、閲覧、検索できるように、画面の使いやすさに注力したことである。設備の稼働場所、機器の種類、詳細仕様などの設備情報を直観的に把握できる、としている。スマートデバイスを使った保全現場でのデータ入力・閲覧も可能である。

 また、データベースに蓄積した保全履歴情報を活用し、保全周期の見直しや業務改善に役立てることもできる。過去の修理実績と保全周期に基付いた保全カレンダー(星取り表)の作成や、実施計画の立案、コスト管理も行える。Excelファイルを介して過去の点検データなどを一括登録することもできる。

 さらに、現場写真や図面、仕様書などのドキュメント類を機器にひも付けてデータベースに登録できる。日々の点検データをグラフ表示することによって、リアルタイムに状況を把握できる。ToDo画面に警告を表示して精密点検を促すといった仕組みも備える。

FUJITSU Enterprise Application PLANTIAの概要
用途と機能工場の設備といった現場機器の保全業務を包括的に管理できる設備保全管理ソフト
サブシステム構成機器台帳管理
保全周期管理
保全計画管理
保全履歴管理
修理案件管理
在庫管理
日常点検管理
主な特徴■保全作業員の誰もが簡単に保全情報を登録、閲覧、検索できるように、画面の使いやすさに注力したこと。設備の稼働場所、機器の種類、詳細仕様などの設備情報を直観的に把握できる、としている。スマートデバイスを使った保全現場でのデータ入力・閲覧も可能
■データベースに蓄積した保全履歴情報を活用し、保全周期の見直しや業務改善に役立てられる。過去の修理実績と保全周期に基付いた保全カレンダー(星取り表)の作成や、実施計画の立案、コスト管理が可能
価格(税別)250万円(5ライセンス)から
発表日2017年1月11日
出荷日2017年1月11日
備考PLANTIAは、2016年3月に富士通グループに加わった富士通エンジニアリングテクノロジーズ(旧社名は日揮情報システム)のソフト