テラスカイの「DCSpider」は、Salesforceとの連携に特化したデータ連携ミドルウエアである。Force.com(PaaS)やSalesforce CRM(SaaS)、Database.com(DBMS)などの米Salesforce.comが提供するクラウドサービス群とユーザー企業の社内システムとをノンプログラミングで連携させることができる。GUIで、データベースの項目のマッピングやデータの変換/加工定義などを設定できる。
DCSpiderは、ベースとなるエンジンとして、アプレッソが開発した汎用のEAIミドルウエア「DataSpider」を利用している。DCSpiderは、DataSpiderのOEM(相手先ブランドによる生産)製品であるとともに、DataSpiderが備える機能のうちSalesforce連携機能だけを利用できるようにした機能限定版に相当する。
現行版では、新たにAWS(Amazon Web Services)との連携機能をオプションとして用意した。これにより、データ連携ソフトを社内に配置しながら、Salesforce、AWS、社内システムを簡単に連携できるようになった。
DCSpiderにオプションを適用することによって利用可能になるAWS連携機能は、アプレッソが提供しているDataSpiderの現行版「DataSpider Servista 3.2」に準じる。具体的には、Redshift(DWH)へのデータ登録、SQS(メッセージキュー)へのメッセージ送受信、RDS(RDBMS)への接続、S3(ストレージ)への接続、---ができる。
DCSpiderの概要
用途と機能 | 社内システムとSalesforceをノンコーディングでデータ連携させるミドルウエア |
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最新の機能強化点 | AWS(Amazon Web Services)との連携アダプターをオプションとして用意した。これにより、Salesforce、AWS、社内システムの3者を互いに連携させられるようになった |
AWS連携機能 | Redshift(DWH)へのデータ登録 SQS(メッセージキュー)へのメッセージ送受信 RDS(RDBMS)への接続 S3(ストレージ)への接続 |
価格(税別) | ■DCSpider本体:250万円(保守料は年額50万円) ■AWS連携アダプター:50万円(保守料は年額10万円) |
発表日 | 2014年12月22日(AWS連携アダプター) |
出荷日 | 2014年12月22日(AWS連携アダプター) |