cloudpackの「専用接続プラン」は、AWS(Amazon Web Services)の東京リージョンとユーザー企業サイト(データセンターやオフィス)を直結するネットワークサービスである。AWSのネットワークと直結している米Equinixのデータセンターに、ユーザーがWAN接続用のルーター機器を持ち込んで設置する。米EquinixのデータセンターとユーザーサイトをつなぐWAN回線に縛りはない。
ユーザー企業のネットワークをAWSのデータセンターと専用ネットワークで直結するサービス。WAN回線部分に、普段使っている専用回線(IP-VPNや広域イーサネット)を利用できる。専用回線のWANを介して、米Equinixのデータセンターに設置した自社のルーター機器に接続する。米EquinixのデータセンターはAWS Direct Connectを用いてAWSに直結しているため、結果としてユーザーサイトとAWSを専用線で接続できることになる。
米Equinixのデータセンターに持ち込んで設置できるルーター機器の条件は、ルーティング(経路情報の伝達)プロトコルとしてBGPが利用でき、PPPoE接続が可能で、100V電源で動作するもの。接続実績のあるルーター機器としてcloudpackが挙げる機種は、米Cisco Systemsのルーター(Cisco 891、1812J、IOS 12.x、15.x)とL3スイッチ(Catalyst 3650、3750)、および米Juniper NetworksのSRXシリーズ。
専用接続プランの概要
用途と機能 | IaaS型クラウドサービスのAWSとユーザー企業サイト(データセンターやオフィス)を専用回線で直結するネットワークサービス |
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仕組み | ユーザーサイトとWAN接続するルーター機器を米Equinixのデータセンターに設置する |
サービス内容(プランに含まれる内容) |
・エクイニクス・ジャパンの東京ロケーション(TY2)または大阪ロケーション(OS1)のラック共有利用 ・L2スイッチの共有利用 ・AWS Direct Connectの共有利用 ・AWS Direct Connectの1カ月当たり100Gバイトまでの流量 ・ラック内に設置したユーザー所有ルーター機器の監視・運用(1Uサイズまで) |
価格(税別) | 1Gbps共有100Mbpsシングルプラン:月額12万円から 1Gbps共有100Mbps冗長プラン:月額16万円から 1Gbps専有シングルプラン:月額17万円から 1Gbps専有冗長プラン:月額29万円から |
発表日 | 2016年1月13日 |
提供開始日 | 2016年1月13日 |
備考 | cloudpack事業の運営会社はアイレット |