日立ソリューションズの「活文 Managed Information Exchange」(活文MIE)は、図面や文書などの情報を企業間で共有するためのサーバーソフトである。アクセス権限管理によって、情報を必要とするユーザーに対して安全に情報を提供できる。

活文 Managed Information Exchangeの強化点。スマートフォン専用画面や、文書をダウンロードせずに画像として参照する機能を追加した
活文 Managed Information Exchangeの強化点。スマートフォン専用画面や、文書をダウンロードせずに画像として参照する機能を追加した
(出所:日立ソリューションズ)
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 図面や文書をもとメンバー間でコミュニケーションを図るためのチャット機能や、HTTPの多重化によって大容量ファイルを遠隔地に高速転送する機能なども備える。

 現行版では、スマートフォン対応を強化している。HTML5でスマートフォン専用のWeb画面を開発し、記事やファイルの閲覧・登録・更新などの操作性を向上させた。さらに、端末紛失時の情報漏えいを防ぐオプションとして、端末にファイルをダウンロードすることなく画像として参照できる機能を追加した。

 外部システムとの連携も強化している。これまでも、外部システムから活文MIEの機能を使えるようにWeb APIを公開してきたが、今回新たに活文MIE側から外部システムのWeb APIを利用できるようにした。

 記事の投稿やユーザーの作成といったイベントの発生に応じて、Webhook型で外部のWeb APIにアクセスできる。例えば、文書のアップロードをトリガーにデータを転送するといった使い方ができる。

活文 Managed Information Exchangeの概要
用途と機能図面や文書などの情報を企業間で共有するためのサーバーソフト
主な特徴■アクセス権限管理による情報へのアクセス制限機能
■図面や文書をもとメンバー間でコミュニケーションを図るためのチャット機能
■HTTPの多重化によって大容量ファイルを遠隔地に高速転送する機能
など
現行版での強化点■スマートフォン向けに用意したHTML5画面
■文書ファイルをダウンロードせずに参照する仕組み(画像イメージをダウンロード)
■イベントドリブンで外部システムと連携する機能(Webhook型で外部のWeb APIを利用する機能)
など
価格個別見積もり
発表日2016年12月19日
出荷日2016年12月20日