Q1. 携帯電話の毎月の通信量は増えていますか?
Q1. 携帯電話の毎月の通信量は増えていますか?

 安倍晋三首相は2015年9月の経済財政諮問会議で携帯電話料金の引き下げを指示した。毎月の通信量が少ないユーザー向けに割安プランの提供などを求める決着が想定されるが、実態はどうなのか。今回は、データ通信の利用状況を読者モニターに尋ねた。

 従来に比べて通信量が増えたかどうかの印象を聞くと、「変わらない」が65.4%と最も多かった。「かなり増えた」と「増えた」は計34.1%にとどまった。増えた理由の上位には「利用時間」(31件)や「アプリ」(29件)、「映像」(23件)などが挙がった。

Q2. 毎月の通信量が増えた理由はどれですか?
Q2. 毎月の通信量が増えた理由はどれですか?
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 毎月の通信量(平均)は、「1Gバイト以上、2Gバイト未満」が21.2%と最も多い。通信量を把握していないユーザーも20.1%を占めるので参考程度となるが、「2Gバイト以上、3Gバイト未満」が15.1%、「500Mバイト以上、1Gバイト未満」が13.4%といった分布である。回答者の平均は2.39Gバイト。ただ、前回調査(2014年3月)は1.46Gバイトで、1Gバイト近く増えている。

Q3. 毎月の通信量(平均)はどのくらいですか?
Q3. 毎月の通信量(平均)はどのくらいですか?
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 通信量が契約容量の上限に達した場合の対応は「とにかく我慢」が43.0%と最も多かった。最近では家族や複数端末で通信量を共有できるが、「すべて共有」は14.5%、「一部で共有」は12.8%にとどまり、「共有していない」が72.6%を占めた。

Q4. 通信量が契約容量の上限に達した場合、追加購入しますか?
Q4. 通信量が契約容量の上限に達した場合、追加購入しますか?
回答者のコメントから
 利用機会が多い月と少ない月で分かれるため、一律の料金プランや通信量を設定されると、スマートフォンにかかる費用がどうしても高くなってしまう。基本料をもっと安価にしたうえで、従量制にならないものかと思う。もちろん、その場合も7Gバイト程度の通信量では現行の料金プランと同額程度になるような水準が望ましい。
●調査概要
調査対象:「日経コミュニケーション」読者モニター
調査方法:日経BPコンサルティングのインターネット調査システムで実施
調査日程:2015年9月16~29日
回答企業数(回収率):415社中182社(43.9%)