米マイクロソフトは2015年7月29日、Windows 10の提供を開始した。今回は、Windows 10の導入状況を読者モニターに尋ねた。

Q1. 個人使用のPCにWindows 10を導入しましたか?
Q1. 個人使用のPCにWindows 10を導入しましたか?

 8月実施の調査によると、個人使用のPCに「導入済み」は19.3%。「早々に切り替えたい」は1.9%にとどまり、「無償アップグレードの期間中に切り替えたい」が23.0%、「いつかは切り替えたい」が26.7%、「切り替える予定はない」が29.2%という状況だった。

Q2. Windows 10を評価しない/不安に感じる点はどれですか?
Q2. Windows 10を評価しない/不安に感じる点はどれですか?
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 Windows 10を評価しない/不安に感じる点を聞くと「現在使用中のOSで十分」が45件と最も多く、「対応アプリが少ない」が42件、「慣れるまでに時間がかかる」が41件、「対応デバイス(周辺機器を含む)が少ない」が37件と“様子見”のユーザーが多いようだ。

Q3. Windows 10搭載のスマートデバイスを利用したいですか?
Q3. Windows 10搭載のスマートデバイスを利用したいですか?

 Windows 10はスマートデバイス向けでも注目を集めているが、購入意向はスマートフォンが8.7%、タブレット端末が19.3%、両方が1.9%だった。Windows 10を評価する/期待する点を聞いた結果は、「スタートメニューの復活」が70件と最も多い。以下、「無償アップグレードの提供」が63件、「性能の向上」が61件と続くが、生体認証(Windows Hello)やパーソナルアシスタント(Cortana)は数件にとどまった。OSに対する関心が全体的に薄いような印象を受けた。

Q4. Windows 10を評価する/期待する点はどれですか?
Q4. Windows 10を評価する/期待する点はどれですか?
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回答者のコメントから
 10年以上前からこうなることを願っていたが、ようやく実現に至った。実に正しい方向性だと思う。Windowsのバージョンアップに以前のような期待やワクワク感はなく、面倒で厄介なだけのイベント。今後は手堅いマイナーバージョンアップとなって堅牢で使いやすく、新しいインタフェースを取り込んでいける「連続的に進化するOS」として期待している。
●調査概要
調査対象:「日経コミュニケーション」読者モニター
調査方法:日経BPコンサルティングのインターネット調査システムで実施
調査日程:2015年8月20~28日
回答企業数(回収率):416社中170社(40.9%)